『WANTON(ワントン)』はどんな雑誌?柴犬が目印のニュートン増刊号をレビュー【内容・特徴まとめ】

『WANTON(ワントン)』はどんな雑誌?柴犬が目印のニュートン増刊号をレビュー【内容・特徴まとめ】

街でにへ顔柴犬の表紙がこっちを射抜いてくる雑誌を見つけた。

タイトル:Newton12月号増刊 Graphic Dog Science Magazine WAN !TON(ワントン)イヌの科学

焦げ団子

……おい、犬に“ワン‼︎トン”て名前つけた編集者、
本当に編集会議で誰も吹き出さなかったのか?

あの絶妙に力の抜けた顔と「ワントン」の語感の組み合わせ、もはや狙ってるとしか思えない。

しかもだ。

雑誌棚の隣を見ると、そこにはガチ科学雑誌のNewton(ニュートン)が鎮座している。

片や「宇宙はなぜ存在するか」、片や「にへ顔のしば犬」。

同じ棚に置くな、ジャンル差が激しすぎる。

そんなカオスな並びの中でも、ワントンのしば犬だけはなぜか目が合う。

焦げ団子

……いや、あれ絶対こっち見てただろ。

気づけば、団子はこのふぬけた柴犬の顔に吸い寄せられるようにワントンを手に取っていた。

今回は、あの科学雑誌ニュートンと同じ棚に置かれていた謎の動物雑誌ワントンを、団子的に紹介していこうと思う。

目次

Newton12月号増刊 WANTON(ワントン)とは何か?

『WANTON(ワントン)』はどんな雑誌?柴犬が目印のニュートン増刊号をレビュー【内容・特徴まとめ】

『WANTON(ワントン)』は、見た目こそ“にへ顔柴犬”だが、中身は完全にニュートン。

つまり、ふざけた表紙 × ガチ科学というギャップの塊だ。

本のテーマはシンプルで深い。

イヌとは何者か?

なぜ人間はこんなにも犬に心を奪われるのか?

この問いに対して、ワントンは犬の可愛さ紹介本ではなく、科学・進化・行動学・栄養学・医学的知見をフル動員して解き明かしていくスタイルになっている。

1章|イヌの起源はどこにある?ニュートン増刊『WANTON』が語る“犬のはじまり”

「イヌはいつ、どこで、どんな風に人間と関わり始めたのか?」

この永遠に解けないロマンを最新の研究から紹介。

DNA解析・考古学・人類史の知見をまとめて、野生オオカミ → 人間のパートナーになるまでの物語を科学的に語ってくれる。


2章|犬の生態・性格・行動を科学で解説|個体差・習性・賢さの理由がわかる

ここ、めちゃくちゃWANTONらしい。

犬の性格の違い、犬同士の比較、飼い主との関係性……

そして、「なぜあなたの犬はその行動をするのか」を生物学と行動学の観点から解説。

焦げ団子

簡単に言うと、「かわいい」「不思議」「なんでそうなるの?」
を全部科学で殴ってくる章。

3章|犬は人間をどう支える?科学が示す“癒し・共感・絆”の仕組み

ここがニュートンの真骨頂。

「犬と暮らすと元気になる」は本当に証明できるのか?という超素朴な疑問を医学・心理学・実験データからちゃんと分析。

ストレス軽減、幸福度、社会性など、犬が人間に与える影響を定量的にまとめてくる。

焦げ団子

かわいい犬の写真で笑わせておいて、中身はめちゃくちゃ堅い。

4章|犬の食事と栄養を科学的に解説|寿命・健康維持のために知っておきたい知識

最後は犬の健康ガイド

食事の質、栄養バランス、寿命と医療の進歩など、科学的な犬を長生きさせる知識をまとめている。

「かわいいだけじゃ犬は守れない」というニュートンらしい締め。

Newton12月号増刊 WANTON(ワントン)の魅力

『WANTON(ワントン)』はどんな雑誌?柴犬が目印のニュートン増刊号をレビュー【内容・特徴まとめ】

ワントンの一番の魅力は、「にへ顔しば犬」という入口のゆるさと、中身のニュートン品質のギャップにある。

前半は、人類史レベルで「犬はどこから来た?」という壮大なテーマを語ってくるのに、後半になると一気に距離が縮まって、「犬は個体差が大きいから、犬種より“その子自身”を見ろ」という、めちゃくちゃ優しいメッセージに繋がっていく。

途中では、

  • 犬は本当に人の気持ちを理解しているのか
  • それは“共感”なのか“学習”なのか
  • 犬と人の絆はどう成立するのか

みたいな、人間と犬が共存してきた理由に踏み込む実験もあって、読んでて普通に「へえ〜」ってなる。

そして最後は、「犬の健康を守るには、食事・栄養・生活習慣が超大事」という、結局一番現実的なところで締めてくれる。

でもワントンの良さはそれだけじゃない。

中身に、いろんな種類の可愛い犬の写真が大量に載っていて、眺めているだけで普通に癒される。

ゆるさ×科学×犬写真という三段構えで、癒しと知識のちょうど真ん中にある一冊になっている。

焦げ団子

犬好きな人と犬飼ってる人にはめちゃくちゃおすすめ!

Newton12月号増刊 WANTON(ワントン)どこで買える?

この章では『WANTON(ワントン)』がどこで手に入るかご紹介していきたいと思う。

『WANTON(ワントン)』は、流通は普通の雑誌と同じで手に入りやすい。

まず、書店の科学・動物コーナーに置かれていることが多い。

ニュートンの増刊号なので、科学誌棚に紛れていることもあれば、動物書の横でしれっと存在感を放っていることもある。

大型コンビニでも入荷している場合があって、ふらっと立ち寄った時ににへ顔しば犬と目が合うパターンもある。

で、確実に手に入れたいなら ネット通販(Amazon・楽天・Yahoo!)

バックナンバーも探しやすいし、「あ、欲しい」って思ったその勢いのまま迎えに行ける。

Newton12月号増刊 WANTON(ワントン)まとめ

『WANTON(ワントン)』は、にへ顔しば犬のゆるい表紙に油断したところへ、中身でしっかり“知識”と“癒し”の両方をくれるタイプの本だった。

犬のルーツから、個体差の話、人間との関係性、健康・栄養の話までスッと読めて、写真も多くて眺めているだけで気分が良い。

かわいいのに真面目、ゆるいのに科学的。

このギャップがワントン最大の魅力だと思う。

焦げ団子

犬が好きな人も、ニュートンが好きな人も、ただ癒されたい人にもおすすめできる一冊。

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