みなさん、短冊にお願いごと、書きましたか?
自分が勤めてるビル、毎年エントランスに七夕の笹が飾られるんだけど――今年もつい出来心で一枚、書いちゃったよね。
願いごとは、もちろんナイショ。(書いた瞬間に喋るやつは一生叶わないって、誰かが言ってた気がするから。)
七夕っていうと、「織姫と彦星が年に一度だけ会えるロマンチックな夜」――
そんなふうに語られがちだけど、あれ、よく考えると“ガチで罰食らってる神話”なんだよな。
- 仕事サボって恋愛に溺れた → ブチギレられる
- 会わせてもらえなくなる → 年イチ再会イベント化
これ、ただのラブストーリーじゃなくて、
「恋に偏りすぎたら痛い目見るぞ」っていう、わりとビターな文化的警告かもしれない。
今回はそんな七夕神話をちょっとだけ裏から覗いて、
現代の“恋愛依存”とも重ねながら、団子的にこじらせてみようと思う。
織姫と彦星、ただのバカップルだった説
織姫と彦星ってさ、
いまじゃ“天の川を越えて再会する運命の恋人たち”とか言われてるけど――
元ネタの話、ちゃんと知ってる?
彼ら、本来めっちゃ有能だった。
- 織姫(織女)=機織り職人のプロフェッショナル
- 彦星(牽牛)=天界の牛飼い・勤勉で真面目
→ つまり、真面目に働く系キャラだったのに、
出会って恋に落ちた瞬間にすべてが崩壊。
なんなら天帝(織姫の父)にこう言われてる:
「おまえら、いちゃついてばっかで全然働かなくなったから、
一回距離置こうな? 年に一回だけ会ってよし。」
……いや、完全にバカップルの末路じゃんそれ。
仕事そっちのけでベタベタして、
周囲の忠告も聞かず、
“恋愛こそすべて!”モード全開で突っ走った結果が、
天の川リモート距離恋愛刑。
これ、ロマンチックでもなんでもなくて、
「感情に全振りした結果、ガチで制裁くらったカップルの文化的前例」なんだよな。
団子的に言わせてもらうなら:
「運命の恋人」って言われてるけど、
働かないから年イチにされたって、どんな人事評価だよ。
恋に溺れたら人生崩壊するの、昔からだった
織姫と彦星のやらかしが文化神話として残ってるってことは――
昔から「恋にのめり込みすぎると、日常が全損する」って現象があったってこと。
でもこれ、現代もまっったく変わってなくない?
たとえば、こういうやつ。
- 好きな人のことばかり考えて、何も手につかない
- SNSで四六時中、相手の動向を監視
- 相手の投稿に誰が“いいね”したかまで見て勝手に傷つく
- 連絡の既読がつかないだけで呼吸浅くなる
- LINEブロックされたら、もう人生終わったくらいの絶望感
……いや、
どんだけ時間無駄にしてんだよ!?
相手の男(女)、神か何かか!?
拝みすぎて信仰宗教になってねぇかそれ!?
恋って、たしかに感情を揺らすし、尊いものだけど――
自分の人生を後回しにしてまで崇め奉るもんじゃない。
織姫と彦星が“年イチ距離置かれた”のも、
結局は「まず己を整えろ」っていう宇宙スケールの強制リセットだったのかもしれん。
団子的に言うならこう:
恋愛って、
ハマりすぎたらマジで自分がいなくなる。
それを文化神話の時点で警告してる七夕、実はめっちゃエグい。
恋に偏りすぎないために、必要なこと
七夕の2人が引き離された理由――
それは結局、「あまりに恋に溺れて、人生のバランスが崩壊したから」なんよな。
恋って本来、
- 仕事の合間にふと思い出すとか
- 楽しいことがあったときに「この人にも話したいな」ってなるとか
- 会えない時間にお互いちゃんと頑張ってて、再会したときに「変わってないな〜」って思えるとか
そういう日常の中に自然と存在するものであって、
自分を全部捧げて崩れるための装置じゃない。
でもそれができなくなると、
全部が「相手ベース」の生活になっていく。
- 自分が何をしたいのかもわからない
- SNSを見るためにスマホ開いて、何もできずに終わる
- 相手の予定次第で一日が潰れる
で、気づくんよ。
「あれ?今の自分、何にも育ってなくね?」って。
じゃあ、どうすればよかったか?
答えはたぶん、めちゃくちゃベタだけどこれなんよ:
“自分の人生をちゃんと生きること”。
- 恋愛のためじゃなく、自分のために夢中になれることを持つ
- 誰かに必要とされる前に、自分自身に必要とされる人間になる
- 寂しさで埋め合う関係じゃなく、それぞれがちゃんと立ってて、そばにいたいと思える関係を目指す
団子的に言うならこう:
自分の星でちゃんと輝けるやつ同士しか、
天の川は渡れねぇんだよ。
団子的まとめ 織姫と彦星
織姫と彦星。
今じゃ「年に一度会える尊い恋人たち」って扱われてるけど、
元ネタを辿れば、ただの恋にハマって仕事サボったバカップルだった。
会えなくなったのは、運命じゃない。
ふたりのバランスが崩れた結果、強制的に距離を置かれたんだ。
それって、現代でもよくある話だよな。
恋愛がすべてになって、
相手のことで頭がいっぱいになって、
自分のやるべきことも、好きだったものも、気づいたら全部手放してる。
そんなときほど人は、
「愛されてないかも」って不安に飲まれていく。
でも本当に大事なのって、
恋愛じゃなくて、自分の人生をちゃんと歩いてるかどうか。
- 会えない時間を「不安」にするか「成長」にするか
- 一人でいる時間を「孤独」にするか「自由」にするか
- 相手を待つ自分を「消耗」にするか「輝き」にするか
全部、自分次第だと思う。
織姫と彦星が年に一度だけ会えるのは、
「それぞれの星で、ちゃんと頑張ってるから」かもしれない。
団子的には、こう締めたい。
恋に溺れて沈むんじゃなくて、
恋に出会ってもちゃんと浮かんでいられる自分を育てようぜ。
それができたときに、
天の川を越えて会える相手ってやつに、
自然と出会えるんだと思う。