自由が丘の朝、焼き直しの儀式が始まる──。
休日の午前10時。
人通りの少ない自由が丘の路地を、焦げ団子は静かに歩いていた。
アップルパイの香りに吸い寄せられるように向かった先は、有名店「SHUTTERS」。
雑誌にもSNSにもよく登場する店だが、この時間に行く人は少ない。
マダムもカップルもいない。
そこに現れたのは──ただの団子。しかも焦げている。
焦げ団子焼き直しの人生に必要なのは、まず焼きたてのパイから。
焦げ団子の人生リブートスイーツを求めて、朝イチで突撃してきた記録を、ここに記す。


SHUTTERS自由が丘ってどんな店?


スペアリブとアップルパイという、胃袋の天使と悪魔が共存するメニュー構成で知られる名店。
自由が丘駅から徒歩5分ほど、カフェっぽい外観ながら、実力派レストランの風格をまとっている。
看板メニューはこの2つ
- スペアリブ:ナイフ不要、フォークで骨からホロッと外れる柔らかさ。
- アップルパイ+アイス:焼き立てパイの上にバニラアイスがとろ〜り乗る背徳スイーツ。
正直、「ダイエット?なにそれ?」って気分でいく店である。
混雑必至の人気店なのに…
ランチ以降は混む。とにかく混む。カップル、マダム、観光客…静寂はどこへやら。
だが──朝イチ(開店直後)に行ったらまさかの「無人」だった。
カトラリーの音だけが響く店内。
アップルパイ独り占めの贅沢タイムがそこにあった。
【実録】SHUTTERS自由が丘|朝イチに突撃してみた。まさかの貸切


朝の自由が丘、時刻は10:59。
SHUTTERSの前に立つ焦げ団子、心の中ではこう叫んでいた──
「これ…本当にやってる??」
ガラス越しに店内を覗くも、人影ゼロ。マダムもいなけりゃ、カップルの気配もない。
看板に「営業中」の札はあるのに、静かすぎて逆に怖い。
入店 → 即、貸切
意を決して扉を開けると、店員さんがやさしく迎えてくれた。



ほんとにやってる!
そして店内、やはりガチで貸切状態。自由が丘の真ん中でアップルパイ独り占め。
なにこの贅沢。これもう「大人の休日クラブ」じゃん。
🍎 注文は迷わずコレ
アップルパイアラモード
温かいパイの上にアイスがドーン
焼き直し系ブロガーの名に懸けて、この温冷ミックスは外せない。
注文して約15分、パイの香ばしい匂いがふわ〜っと運ばれてくる。
この時点でもう勝利確定。
団子的には、人生の焼き直し成功の鐘が鳴った音がした。
食べてみた感想|サクサク×濃厚アイスで焼き直し完了


まずアップルパイにかけるソースを選択できたので、ラズベリーソースを選択。
まず一口目、パイ生地は驚くほど軽く、サクッとナイフが入る。
バターの香ばしさが先に来て、噛むと中からしっとり甘酸っぱいリンゴがとろけ出してくる。
熱でやわらかくなった果肉が、ちゃんと形を保ちつつも口の中で崩れるくらいの絶妙な煮詰め具合。


その上に乗った冷たいバニラアイスは濃厚でクリーミー。
甘さはしっかりあるけど、後味は意外と重くない。
温かいパイ×冷たいアイスの温度差で、ひとくちごとに幸福度が跳ね上がる。
ラズベリーソースは甘さ控えめで、ほんのり酸味があって大正解。
甘さ一辺倒じゃなく、ちゃんとバランスを取ってくれる存在。
ソース抜きだとちょっとぼんやりしてたかも、と思うくらいこの酸味は重要だった。
見た目は普通のアップルパイだけど、中のリンゴがたっぷりで、ボリュームは想像以上。
1,094円という価格にも納得。



甘ったるすぎず、食後でもペロリといけた。
焦げ団子的・SHUTTERS自由が丘|アップルパイ推しポイント
焼きたてアツアツのサクサク生地
注文が入ってから店内で焼き上げるから、とにかく出てきた瞬間からサックサク。
ナイフを入れたときの「サクッ」という音、ちょっとクセになるレベル。
時間が経ってもベチャつかず、最後のひとくちまで軽い食感。
中には甘く煮詰めた国産りんごがぎっしり
見た目よりしっかりボリュームあり。
やわらかすぎず、シャクッと感を残した煮りんごがたっぷり詰まっていて、満足度高い。
しかも100%国産りんご使用。優勝。
アイスとの温度差が反則
熱々のパイの上に、冷たくて濃厚なバニラアイスがどーんと乗ってる。
これが溶け始めるタイミングが最高すぎて、温×冷の無限ループに突入。
しつこさは一切なく、むしろ後味はスッキリ。
ソースは6種類から選べる(今回はラズベリー)
ブルーベリー・ラズベリー・キャラメル・チョコレート・メープル・シナモンから選べる。
焦げ団子的には、ラズベリーの酸味がパイの甘さにベストマッチ。
甘いだけで終わらない、キレのある味わいが好きな人にはおすすめ。
お値段は1,094円(税込)
ちょっと贅沢?と思いきや、ボリューム・満足度ともに納得の価格。
何より、このクオリティの焼きたてスイーツがこの値段で食べられるのが奇跡。
昼は混むけど、朝イチならほぼ貸切状態で優雅に味わえるのも推しポイント。
SHUTTERS自由が丘まとめ|焼き直しの朝、ここに極まれり
「SHUTTERS自由が丘」は、朝イチで行けばほぼ貸切、空気も静かで、焼きたてアップルパイと真剣に向き合える最高のスイーツスポットだった。
パイ生地はサクサク、リンゴはジューシー、アイスは濃厚、そしてラズベリーソースの酸味が全部を引き締める。
これはもう、人生の焼き直しにぴったりな一皿だった。
混雑を避けたい、静かな時間に甘いものが食べたい――そんな焦げ団子的な人にこそ、ぜひおすすめしたい。
SHUTTERS自由が丘|アクセス・店舗情報
SHUTTERS 自由が丘
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5丁目27−15
営業時間:11時00分~21時30分
電話番号:03-3717-0111
アクセス:東急東横線・大井町線「自由が丘駅」正面口から徒歩約3分
席数:ゆったりテーブル席多め/女子会にも使えそう
備考:ランチタイムは混雑あり/テイクアウトあり(要確認)


おでかけカテゴリの最新記事



