公共Wi-Fiってなに?
カフェや駅、空港などで見かける「フリーWi-Fi」や「無料Wi-Fi」。
便利だからつい接続しちゃいますよね。でも、仕組みを知っておかないとトラブルの元になることも…。
公共Wi-Fiとは、不特定多数の人が無料で使えるインターネット接続サービスのこと。通信料を気にせずネットが使える反面、「セキュリティ対策が甘い」ケースが多く、情報漏えいや不正アクセスのリスクも。
私も昔、駅のWi-Fiに何気なくつないで調べものをしていたら、「これって本当に安全なんだろうか…?」と不安になったことがあります。
次章では、具体的にどんな危険があるのか、チェックしてみましょう。
なぜ公共Wi-Fiは危険だと言われるの?
たとえばカフェや空港、コンビニなどで見かける無料Wi-Fi。
「便利だし、使ってる人も多いし、別に大丈夫じゃない?」と思うかもしれませんが――そこには見えにくいリスクが潜んでいます。
通信が暗号化されていない場合がある
暗号化されていないWi-Fiに接続すると、通信内容がそのまま外に流れてしまいます。
つまり、「今どのサイトを見てるか」「どんなデータを送っているか」が盗み見される可能性があるんです。
たとえば、
- SNSのログイン情報
- クレカ番号や住所などの入力内容
- 会社のメール内容
こうした情報が第三者に筒抜けになることもあります。
私も、「えっ、Wi-Fiってつながるだけで安全じゃないの?」と最初は思ってました…。
実は、“無料”で提供されている分、守ってくれる人がいないっていうのがポイントかもです。
次章では、こうしたリスクを防ぐためのチェックポイントを紹介していきますね。
安全に使うための5つのチェックポイント
「でも、公共Wi-Fiを一切使わないって…無理!」という方も多いはず。
安心して。危険なWi-Fiの見分け方と、最低限守るべきポイントを押さえておけば、ぐっと安全度は上がります。
ここでは、イチノセ的「公共Wi-Fi五か条」をご紹介します。
チェック①:SSIDが本物か確認する
公共Wi-Fiには、偽物のアクセスポイント(なりすましWi-Fi)が混ざっていることがあります。
たとえば、カフェのWi-Fiが「Cafe_WiFi」なのに、「FreeCafeWiFi」と似た名前のものがあったら要注意。
お店の公式サイトや、スタッフさんにSSIDを確認すると安心です。
チェック②:パスワードの有無をチェック
意外かもしれませんが、パスワードなしのWi-Fiほど危険。
誰でも接続できる=誰が通信をのぞいているかわからない、ということなんです。
パスワードが設定されているWi-Fiの方が、少なくとも一段階は安全です。
チェック③:重要な操作は避ける
ネットショッピングやクレジットカードの入力、会社の機密メールなど――
個人情報が関わる操作は、基本NGです。
「どうしても今やらないと!」という時以外は、スマホのモバイル通信に切り替えるのが正解。
チェック④:HTTPSマークを確認
ブラウザのアドレスバーに「🔒」マーク、もしくは「https://」がついているかをチェックしましょう。
これがあると、サイトとの通信が暗号化されている証拠です。
逆に「http://」のサイトでは、パスワードや個人情報の入力は絶対避けてください!
チェック⑤:VPNを使う
VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)は、ネットの通信を安全にしてくれる仕組み。
公共Wi-Fiをよく使う人なら、VPNアプリを入れておくのもおすすめです。
イチノセは、初めてVPNを使ったとき「なんだか映画に出てくるプロっぽい…!」ってちょっとテンション上がりました(笑)
次章では、やってしまいがちなNG行動をまとめてお伝えしますね。
「私やってるかも…」ってドキッとしたら、そこが対策ポイントです!
VPNで公共Wi-Fiを安全に使う
外出先で「Free Wi-Fi」が使えるとつい接続したくなりますよね。でも、誰でも使えるネットワークって、通信内容が盗み見られるリスクもあるんです。
たとえばカフェや駅のWi-Fiでは、あなたが開いたWebページやログイン情報が第三者に見られる可能性もゼロではありません。
そんなときに役立つのが VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)。
VPNを使うと、通信が暗号化されて「誰にどこを見られてるかわからない」状態になります。簡単に言えば、自分専用の見えないトンネルを通って通信しているようなもの。
最近ではスマホでも使えるVPNサービスがたくさんあり、接続もアプリをタップするだけと簡単。
「公衆Wi-Fiをよく使う」「仕事のデータを扱う」「移動中にもSNSやネットショッピングする」——そんな人は、VPNを入れておいて損はありません。
公共Wi-Fiでやらない方がいいこと
便利な公共Wi-Fiですが、「何でもかんでもやってOK」というわけではありません。以下のような行動は避けるのが無難です。
インターネットバンキングやオンライン決済
銀行のアプリやネットショッピングでのクレジットカード情報入力など、お金に関する操作は厳禁です。もし通信が盗聴されていた場合、情報が抜き取られるリスクがあります。
個人情報の入力や重要なログイン
SNSやメールなど、「ログインが必要なサービス」に公共Wi-Fiでアクセスするのも、できれば避けたいところ。ログイン情報が抜かれると、乗っ取りやスパムの温床になります。
大量のファイルのアップロード・ダウンロード
セキュリティ以前に、公共Wi-Fiは回線が不安定だったり速度制限があったりすることも。大きなファイルは家やオフィスの安定したWi-Fiで行うのがベターです。
まとめ:公共Wi-Fi、便利だけど「ちょっと慎重」がちょうどいい
カフェや駅、空港などで手軽にネットにつながるのは本当にありがたいですよね。
でも、その「便利さ」の裏側に、ちょっとした落とし穴があることも知っておいて損はありません。
変な話、不正アクセスや盗み見って、意外と簡単にできちゃうんです。(もちろん、私がやったことあるわけじゃないですよ!念のため。)
だからこそ、「何かあってから慌てる」より、
「ちょっと気をつけておく」くらいのほうが、安心して使えると思います。
私は外でWi-Fi使うとき、つい何か食べながらチェックしがちなんですが……
せめてVPNと暗号化だけはちゃんと意識しようって、この記事を書きながら反省しました。笑
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