もうさ、どいつもこいつもパスワード要求しすぎだろ。
「セキュリティのためです♪」って言って、なんの変哲もないサイトでさえパスワード8桁・記号混ぜ必須。
しかも最近は「2段階認証」と称して、ログインのたびに「お手元のスマホで認証コードを入力してください」ときたもんだ。
こっちは“ログインしたい”だけなのに、もはや「あなたは本当にあなたですか?」の尋問タイムが毎回セット。
スマホ忘れた日は人権まで剥奪。
——いつからネットは「本人確認地獄」になったんだ。
「絶対に忘れないパスワード管理法」とかいう記事が山ほどあるけど、実際、一番よく忘れるのは“その管理法”そのものだろ。
それでも今日もネットは「もう一度パスワードを入力してください」と要求され続けている。
1. 最強パスワード術→現実では全部忘れる現象
IT系記事には「絶対に忘れない!最強パスワード管理術!」ってキラキラしたタイトルが並んでる。
大文字・小文字・記号・数字をランダムで組み合わせて…
“123@A!b29#vX9”みたいな呪文が爆誕。
けど――
実際使い出した瞬間、自分で覚えられなくなる。
「管理アプリを使おう!」→アプリのパスワード忘れてログインできず。
「紙に書いて金庫に!」→その紙どこ行ったかわからなくなる。
「秘密の質問」→「小学校の思い出の先生」誰だよそれ。
最強の管理法が全部“詰みルート”に繋がる。
しかも、ログイン失敗した時に「パスワードをリセットします」とか出るけど、
そのメールの受信先アドレスのパスワードも忘れてる――
詰みが連鎖して無限ループ地獄。
「セキュリティ意識高めてます!」とか言いながら、実態は“毎日パスワード迷子”の連続。
2. 紙にメモったら無くす、脳内で覚えたら忘れる
「このパスワードで絶対いけるはずだろ!」
そう思い込んでログイン画面に“自信満々”で打ち込む。
「パスワードが違います」
もう一回。
「パスワードが違います」
いや絶対これしかないんだけど??
無限にトライしてるうちに、
「一定回数失敗したため、アカウントがロックされました。解除するには管理者にご連絡ください」
——絶望。
もう終わり。
何のためにこのパスワードにしたのか、設定したあの日の自分に「なぜメモしなかった」と心の底から説教。
紙に書いたはずのメモはなぜか見つからないし、頭の中で覚えたパスワードは1年もたてば霧の彼方。
「絶対に忘れない法則」で作ったはずのパスワード、その法則ごと脳から消えている。
しかも管理者に連絡して「パスワードの入力ミスりすぎてロックかかっちゃいました」って報告するクソ面倒くささよ。
この手のミス、人生で8回はやった。
3. パスワード地獄が生んだ“詰みあるある”
ケース1 ログインできなくて登録し直したアカウント、人生で8回
「新規登録」を押して、既存のアドレスを入れた瞬間「このメールアドレスは既に使われています」。
「は?じゃあここにいる自分は誰なんだよ」とアイデンティティまで迷子。
ケース2 パスワードリセットメールが迷惑メールに消えてて、再発行ループ
リセットメールを待つ→届かない→ゴミ箱探して5分経過→やっと見つけて再発行→また迷子。
ケース3 「生体認証で楽になる」と思って指紋・顔登録しまくるも、マスクor手荒れで一生弾かれる
あれ指紋じゃなくて今日の運勢で判定してないか?
ケース4 パスワードを忘れないように全部「password123」に統一
もはやセキュリティ死亡。
ケース5 「秘密の質問」に答える自分がもう信じられない
「初めて飼ったペットの名前は?」
→犬だったっけ?猫だったっけ?まさかのハムスター?
ケース6 結局、今しかログインできないサービス増えすぎて未来の自分に全部丸投げ
1年後の自分、覚えてられる気がしない。
この無限地獄の中、なぜか「パスワード管理法♪」みたいな啓発記事を別サイトで書いてちゃってる自分。
本当に誰かが幸せになった瞬間、見たことがない。
団子的まとめ――絶対に忘れない方法は、この世にない
毎日のように「安全なパスワード管理法」だの「これで一生安心」だの、
美辞麗句がネットを埋め尽くしてるけど――
現実は、「忘れる」「詰む」「諦める」の無限ループ。
人間の記憶力なんて信用ならない。
どんなに工夫しても、
・パスワードは忘れる
・メモは失くす
・管理アプリはバグる or 管理アプリにログインするパスワードを忘れる
・二段階認証はスマホ紛失で人生リセット
結局、「パスワード地獄」は誰も脱出できないゲームなんだよな。
なのに、世の中は「新しい管理法」「安心のセキュリティ」ってアップデートし続ける。
進化するのはシステムだけで、我々の“脳の容量”は昭和から一ミリも増えてない。
パスワードで詰みかけたことがあるやつ、一人じゃない。
みんな一回は、
「なんで入れねぇんだよ!」
「解除方法どこだよ!」
「もう全部消してぇ!!」
…と叫びながら、
また今日も「新しいパスワード」を量産していく。