パンが膨らまず「人生終わった!」と叫んだ日
自分の性格をひとことで言うなら――中庸がない。
白か黒か。ゼロか100か。
焦げ団子また極端なこと言い出したな。
ちょっとした出来事に全力で反応して、「もう人生終わりだ!」と叫んでは、数時間後にケロッと元気になっている。
たとえばパンを焼いたときのこと。
思ったように膨らまなかった瞬間、本気で
「人生終わった、もうダメだ。」
「もしかして自分は生きている価値がない?」
と崩れ落ちそうになった。
でも、10分後には失敗したパンを普通にむしゃむしゃ食べて、さっきの絶望が嘘みたいに消えていた。



復活はやっ!
…この極端さ、恋愛や仕事でも同じだ。
小さな失敗を「致命傷」と思い込み、すぐに自分を追い詰めてしまう。
でもよく考えたら、この極端さこそ“キャラ”であり、“強み”でもあるのかもしれない。
仕事も恋愛も「小さな失敗=人生終了」に見える理由
パンの話だけじゃない。
団子のゼロ100思考は、恋愛にも仕事にも容赦なく顔を出す。
恋愛なら――
「ちょっと違うかも」と思った瞬間に即切り。
ちょっと相手が冷たく見えれば自分の価値を否定されたように考える。
相手の気持ちを待つとか、様子を見るとか、そういうグレーゾーンはほとんど存在しない。
そして恋愛が上手くいかない=人生の否定と本気でその時は思う。



いや即切りスピード、光の速さ。
仕事でも同じ。
ちょっとした入力ミスや言葉の選び間違いで、頭の中ではもう「この会社でやっていけない…」と自己嫌悪の嵐が吹き荒れる。
納得できないことやイラっとすることがあったらもう終わり。
正確には反論の場を設けて貰えば納得はするけど、その機会も設けてくれない会社は即見切りをつける。



Excelで1セル消しただけで辞表出す勢い。
冷静に考えれば笑えるんだけど、当人は真剣そのもの。
小さな失敗が“人生の終わり”に直結して見えるのだ。
実は落ち込みよりも「回復力」が武器だった
でも私は、ただ極端に落ち込むだけの人間じゃない。
実は――立ち直りの速さが異常に早い。
パンが膨らまなくて「もう終わりだ!!」と騒いだあと、10分後には普通に食べてケロッとしている。
恋愛で「もうだめだ!」と嘆いた次の日には、別のことに夢中になっている。
仕事の小さなミスも、一晩寝れば「まあ仕方ないか」と頭を切り替えている。



落ち込み速度は新幹線、復活速度はリニア。
ゼロ100思考は確かに疲れるけれど、跳ね返り力の速さは大きな強みだ。
普通なら数日引きずるようなことを、数時間で回復してしまう。
だからこそ、自分にとって大事なのは「落ち込まないこと」じゃなくて、「落ちてもすぐ戻れる自分を信じること」なんだと思う。
ガチガチのルールが自分を追い詰めていた


団子はずっと、自分に厳しいルールを課していた。
- 恋愛は「即決じゃなきゃダメ」
- 仕事は「完璧じゃなきゃダメ」
- 趣味ですら「失敗したら終わり」



いや趣味くらい自由にさせろ。
一見ストイックでかっこよさそうに見えるけれど、実際はただ自分を追い詰めていただけだ。
パンが膨らまなかったくらいで「人生終了」と思ってしまうのも、そのルールのせいだ。
でも本当は、人生もパン作りもグラデーションがある。
その時うまくいかないと思えたことが実は大成功への布石だったり、気が合わないと思っていた人とじっくり話してみたら仲良くなれたり、現実は白か黒かで判断できないことが本当に多い。
だから――少しくらい焦げたり、膨らまなかったりしても大丈夫。
むしろそれを笑い飛ばせるほうがよっぽど健全だ。
人生終了モードのときの対処法
「パンが膨らまなかった=人生終了」みたいに、ゼロ100で落ち込むのは団子の心癖。
でも幸い、落ち込んでも復活は早い。
その切り替えをうまく発動させるために、自分なりにやってる対処法がある。
一度ノートに書いて行動を整理する
頭の中で不安や後悔がグルグルすると出口が見えない。
でも紙に書き出してみると、「意外と大したことないな」と冷静になれる。



パン膨らまなかった
→ 人生終了って書いたらアホっぽくて笑える。
AIに聞いてみる
自分一人で考えるとどうしても極端になる。
だからAIに「これ本当に落ち込むほどのこと?」と聞いてみる。
すると客観的な視点や改善方法が返ってきて、「あ、世界は終わってなかった」と安心できる。



文明の力は存分に使え。
休む
最終手段はこれ。寝る。
休めば気持ちもリセットされるし、跳ね返り力はここで最大限発揮される。



結局寝れば治るのが一番強い。
安心して自分らしく生きればいい
焦げても、膨らまなくても、それが自分らしさ。
落ち込むのも極端、復活も極端。
それを笑い飛ばせるなら、それでいい。
パンが膨らまなかったくらいで人生は終わらない。



ネタにできるパンは、失敗じゃなくて収穫。
人生はパン作りみたいなもの
人生はパン作りに似ている。
思い通りに膨らまなくても大丈夫。
焦げても、形が崩れても、食べればちゃんとおいしい。
だから今日も私は安心して、自分らしく生きる。
そして万が一またパンが膨らまなかったら――



ネタが一つ増えただけ、よかったな。
