焦げ団子実は団子は生粋の関西人
生まれてからずっと大阪にいて、気がつけば二十数年。
そんな生活をあっさり手放して、ある日ふつうに関東圏に引っ越してきたわけなんだが──想像以上にカルチャーショックが多かった。
「言うて同じ日本やし、そこまで変わらんやろ」と思っていたが、カルチャーショックを受けたことも多かった。
というわけで今回は、長年大阪で暮らしていた関西人が、実際に東京に来て「え、みんなこれ当たり前なん?」と本気で驚いたことを、5つに絞ってまとめてみた。
関西人が驚いた東京の電車事情|私鉄運賃の違いと満員電車の静けさ


まずわりとカルチャーショックだったのが、私鉄の運賃差だ。
たとえば、南海本線で「大阪難波→岸和田」に行くと、だいたい27kmで運賃540円くらいかかる。
一方、首都圏の東急東横線で「渋谷→横浜」は24.2kmでIC309円。
距離はほぼ同じなのに、1kmあたりにすると南海が約20円、東急が約13円くらいになっていて、ざっくり1.5倍くらい南海のほうが高い計算になる。
まあ、南海電鉄は私鉄の中でも高い方ではあるが、全体的にみても基本的に関東圏の運賃の方が少し安めで、「え、これだけ乗ってその値段なん?安くない?」って素でびびった、というのが正直なところだ。
もうひとつカルチャーショックだったのが静けさ。お出かけ帰りでも、大声でしゃべってる人がほぼいない。
関西でたまに見るおばちゃん井戸端会議車両みたいなのは、こっちだとかなり少数派だ。



たまに帰省すると大阪の車内が賑やかで驚く
関西人が東京で受けた標準語カルチャーショック|ドラマ以外で聞く「〜じゃん」
生まれつき、関西圏に住んでると「標準語=ドラマかアナウンサーの言葉」というイメージがけっこう強かった。
クラスに急に標準語っぽい子が現れたら、「急になに標準語しゃべってんの?調子乗ってる?」みたいな空気すらあった。



標準語は日常語というより、“ちょっとよそ行きの日本語”という扱いだったわけだ。
だから東京に来て、駅でもカフェでもコンビニでも、ふつうにみんな標準語でしゃべっているのを聞いたとき、「あ、これ本当に日常で使うんだ…」と地味に衝撃を受けた。
ドラマのセリフみたいな言い回しが、会社帰りの雑談とか、スーパーの親子の会話でそのまま出てくる。
個人的に一番テンションが上がったのは、生で「〜じゃん」を聞いた瞬間だ。
テレビの中だけの言葉だと思っていた「それさ〜、普通に無理じゃん」が、隣のテーブルから自然に飛んできて、「本物だ……!」と内心ちょっと興奮した。
大阪出身が驚いた東京グルメ事情|ランチとコンビニ飯のレベル高すぎ問題


これは上京して一番東京のいい所だと思ってるんだけど、ごはんのレベルがふつうに高いこと!
仕事柄、前はあちこちでランチしたり外食したりしてきた方なんだが、それでも「東京(というか関東圏)、明らかに店の層が厚いぞ…」と感じてる。
まず、店の数が桁違い。ちょっと駅前を歩くだけで、個人店・チェーンの居酒屋ランチ・カフェ飯・アジア系・エスニック・立ち食い系…選びきれないほどの選択肢が山のようにある。
どこかが臨時休業していても、「じゃあその並びのここ行くか」で、すぐ次の候補が見つかる。



外したときのセーフティネットの厚さがぜんぜん違う!
ランチも、ビジネス街に行けば1000円台前半でちゃんとした定食がふつうに食べられる。
小鉢付きの焼き魚定食とか、ボリュームある唐揚げ定食とか、カレーにサラダとドリンクまで付いてたりとか。
それと、関東圏だとコンビニの新商品がお試しで先に出回ることも多い。
「なんか見たことないスイーツ置いてるな」と思ったら、後で全国展開されてたりして、あ、これ関東テストのやつだったんだと後から気づくパターンもある。
外食もコンビニも、“まずは首都圏で試す”っていう流れがあるから、食い意地張ってる人間にとっては遊び場が多いエリアだとつくづく思う。



そして、個人的に一番すごいと思ってるのは、「まずい店」にまだ一度も当たってないこと!!
基本的にぜんぶ美味かったし、東京にきて「うわこれまっず…」と感じた覚えがない。
このハズレの少なさは、人口と店の数に対して競争が激しすぎる結果なんだろうな、と思ってる。
関西も飯は安いしおいしいエリアだと思ってるけど、店の数・ジャンルの幅・ハズレの少なさって意味では、「東京&関東圏、やっぱり半端ないな」と素直に認めざるを得ない、というのが今のところの結論だ。
東京に住んでも芸能人に会えない?|上京して分かったリアルな距離感
上京前のイメージでは、「東京に住んだら、毎日どこかしらで芸能人が歩いてる」くらいに思ってたんだよな。
原宿歩いたらモデル、表参道歩いたらタレント、渋谷歩いたらアイドル、みたいな。
で、実際に住んでみた結果。



……びっくりするくらい、芸能人に会わない。
マジで会わない。東京ってこんなに人いるのに??ってなるくらい会わない。
こっちは電車乗るたびに「もしかして隣の人、誰か有名人だったりして」とか意味わからん期待をしてたんだけど、現実はただの通勤・通学民の海だ。
冷静に考えれば、芸能人だって普通に事務所と仕事場を行き来して、できるだけ目立たないように移動して、庶民がごった返す時間帯とルートをうまく避けてると思うので、そりゃあ滅多に遭遇しないんだろうな、という話ではある。
今のところ、人生で「お、ロケしてる」と思ったのは、20年前に旅行で東京タワーに来たとき、タワーの下でサッカー選手のロケをたまたま見かけた一回だけだ。
皮肉なことに、一番“東京っぽい光景”を見たのは、まだ東京に住んでなかった頃というオチつきだ。
というわけで、東京=毎日芸能人に会える街みたいな夢を抱いて上京すると、だいたい肩透かしを食らう。
少なくとも、ふつうに会社員とフツーの生活してる限りは、「画面の中の人たち」はちゃんと画面の向こう側にいたままだ。



まあ正直、今はテレビみなさすぎて芸能人いてもわかんないのかもな。
関西人が東京で部屋探しして驚いた家賃相場|一人暮らしは家賃10万円ラインが現実
正直いちばんギャップがエグいのが、家賃だ。
ざっくりデータを見ると、ワンルーム/1Kの平均家賃は、
- 大阪市:約6.6万円
- 東京23区:約11万円
同じ「一人暮らし用の小さい部屋」でも、東京に来た瞬間+4〜5万くらい上乗せされる世界になってるわけだ。
で、「普通に快適に暮らせる部屋」が欲しくなると、さらにハードルが上がる。
中央寄りで1LDKを借りようとすると、東京の1LDK平均:都心なら13〜18万円、郊外でも9〜13万円あたりと言われていて、「風呂トイレ別・そこまでボロくない・駅からまあまあ近い」みたいな条件を入れると、体感としては「東京じゃ最低10万は出さないと“普通に快適な部屋”に辿り着けない」ってラインになる。
同じ10万円でも、大阪なら「駅近のそこそこ広い1LDK」クラスが見えてくるのに対して、東京23区内だと「きれいめ1K〜コンパクト1DK、場所によってはまだまだ狭い」くらいで落ち着く。
関西感覚のままスーモを開くと、「え、これでこの家賃するの?」って画面に向かって3回くらいツッコむ羽目になるのが、上京後の現実だ。



まぁ個人的に都内に住むのはおすすめしないかな…
まとめ:住んでみるまで分からなかった、「東京の普通」の濃さ
というわけで今回は、関西から東京に出てきて「え、そうなん?」と驚いたポイントを5つ紹介したぞ!
どれもニュースや観光ガイドでは拾いきれない、長年染みついた関西基準で見たときの東京の姿だと思っている。
住んでみて初めて分かった「東京の普通」の濃さを、画面の向こうからニヤニヤしながら一緒に眺めてもらえていたらうれしい。



そしていつか東京で生のマツコデラックスに会うことが夢なんだ…
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