
アマイモノタベタイ•••
無性にアップルパイが食べたくなって、仕事終わりに武蔵小杉で途中下車。
「どっかに美味い店ないかな〜」くらいのノリでググって出てきたのが、ラトリエヒロワキサカ(L’ATELIER HIRO WAKISAKA)。
聞いたことあるような、ないような……
まさか甘さで殴られる日になるとは知らずに。
ケーキ屋寄るだけのつもりが——ラーメン屋かってくらい並んでた。
なんだこの行列。
そこは「パティスリーという名のスイーツ修羅場」だった。
というわけで今回は、団子的ラトリエヒロワキサカ体験談、焼きたてでお届けするぞ!!!!
ラトリエヒロワキサカ(L’ATELIER HIRO WAKISAKA)って何者?


さて、その前に団子が行ったケーキ屋について紹介するぞ!
「ラトリエヒロワキサカ(L’ATELIER HIRO WAKISAKA)」は、武蔵小杉のど真ん中、タワマン街のオアシスにひっそり構えるガチ勢御用達パティスリーである。
オーナーシェフは、脇坂紘行(わきさか ひろゆき)氏。
大学卒業後、ムッシュマキノ・なかたに亭・キャリエールヒデトワ……といった名店で修行を積み、2009年からはあの有名店モンサンクレールでスーシェフを務めた人物だ。
パティスリーって聞くと「お高いんでしょ?」と身構えがちだが、この店は量の割に高い。でも満足感で納得させてくる系。
ショーケースに並ぶケーキはどれも宝石のようで、サイズ小ぶり・価格強気・味は優勝の三拍子そろったスイーツ武闘派。



甘さの中にどこか知性がある味•••そんな表現がしっくりくる。
客層は明らかに通ってる層が違う。
地元のマダム、スーツの紳士、若めのカップル、さらには差し入れガチ勢っぽい人まで一瞬で見抜けるラインナップ。
つまり——
「ここに来る時点で、“知ってる人”認定される系パティスリー」ってこと。
そしてこの店の本気は、ケーキだけじゃない。
焼き菓子もうまい。
さらに、オンラインショップでは焼き菓子・季節のおすすめ品を対象に国内配送(季節限定で全国発送)を承っている。(すべての商品が常時配送対象というわけではない)
さあ、そんなラトリエヒロワキサカで団子がどんな目にあったか、今から語っていこうじゃないか。
団子的・行列に巻き込まれた記録 〜タワマンおじさん編〜


前に並んでいたのは、短パン&Tシャツのおじさん。
このくそ暑い中、ラフすぎる見た目なのに場違い感ゼロ。
堂々としすぎてて、「もはやこのケーキ屋のオーナーの親戚か?」とすら思えてくる。
そしてここは、武蔵小杉。
この一帯、見上げれば高層ビル。下を見れば高級ベビーカー。
そう、ここはタワマン区域。
つまりこのおじさん——完全に“そこの住人”ってことだ。
店員さん「本日、お持ち歩きのお時間は…?」
おじさん「10分くらいですね」
……ッッ!!!
ナチュラルにキメてきた!迷いゼロ、語尾にすらタワマン感。
そして順番が来た。
店員さん「お持ち歩きのお時間は…?」
迷いなく答えた。



15分です(ドヤ
本当は家までもう少し時間がかかる。でも言えなかった。
だって10分のあのおじさんの直後だぞ??
この場で本当の時間なんて言ったら、おじさんにほくそ笑まれる謎プレッシャーに襲われたんだよ!!!



ケーキ屋でマウント合戦が始まる武蔵小杉ってなに?
ラトリエヒロワキサカで買ったケーキを本音レビュー
当初の目的だったアップルパイはなかった。そもそも売ってるかすら不明。
まあ全部美味しそうだから別のにしようと、開き直って選んだケーキたち。
結果、想像以上にうまくてびっくりした。
見た目だけじゃない。ガチの実力派だ、この店。
レモンケーキ:酸味とシャリ感がクセになる!(350円)


まずはレモンケーキ。小ぶりで可愛らしいサイズだが中身は濃厚。
表面には「グラスアロー(よくレモンケーキにかかってるシャリっとしてて透明感のある薄い糖衣)」がコーティングされている。
ひとくち目でまず驚くのは、あの「レモンの酸味」のキレ。
中のケーキ部分はしっとり柔らか。
全体的には「繊細」なのに、酸味はくっきり主張してくる。
正直ナメてた。
なんとなく買ったけど、「こんなうまいレモンケーキ初めて食べた」って声に出した。



これはもはや、柑橘界のサプライズアタック。
ショコラカフェ:濃厚カフェオレの宝石スイーツ(680円)


お次はショコラカフェというあまり聞いたことのないケーキ。
下に敷き詰められたのは多分ナッツ入りのブラウニー。
上には、まるで美術品のように繊細に絞られたカフェオレ風味のクリーム。
波のようなラインが丁寧に重なり、ひと目で只者じゃない感が漂う。


この2層をスプーンで合わせて口に運ぶと…
濃厚なチョコとやわらかいコーヒークリームが、口の中でとろけながらカフェオレを再現してくる。



一言で言えば「食べるカフェオレ」
甘さ控えめで、ビターな余韻が残る。
これ、セレブのおやつカテゴリの王だわ。
一口ずつ、スプーンで丁寧に味わうのが正解。
いやこれカジュアルに出す味じゃない、もはや深淵。
団子的まとめ:ラトリエヒロワキサカ、想像の3倍すごかった
武蔵小杉の「ラトリエヒロワキサカ」は、正直ガチだった。
行列の長さ、ケーキの完成度、そしてレモンケーキの酸味とショコラの重厚さ。
全部が「想像より上」だった。なめてた。ごめんなさい。
あと、高級スイーツ買い慣れてるタワマンおじさんみたいな人が素で並んでるのも、「日常に本気のケーキがある街」って感じで、ちょっとかっこいい。



もしかして今まで本物のケーキ食べてなかったかもしれん…
そんなラトリエヒロワキサカさんの情報を最後に載せておくぞ!
ラトリエヒロワキサカ(L’ATELIER HIRO WAKISAKA)|アクセス情報
L’ATELIER HIRO WAKISAKA(ラトリエ ヒロ ワキサカ)
〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町2-276-1
東急東横線・JR線「武蔵小杉駅」から徒歩約6分
公式サイト:https://www.lhw.jp
インスタグラム:https://www.instagram.com/latelier_hiro_wakisaka/
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