うおおおおおお!!コードギアス 劇場版『興道』見に行ってきた!!
というのも、今年でコードギアス20周年。
2017年あたりに上映されてた劇場版三部作が、いま全国の劇場でリバイバル上映されてる。
で、この『興道』はテレビシリーズの一部あたりをまとめたものなんだけど、ただのテレビ版ダイジェストじゃない。
なんと声優のセリフが全編新録。
しかも、ちょいちょい新規カットが追加されてたり、編集のテンポが整理されてたりして、またちがった視点から楽しめること間違いなし!
焦げ団子というわけでギアスファンの自分が熱い思いもとい考察を行っていこうと思うぞ!!
コードギアス 反逆のルルーシュ I『興道』※ネタバレあらすじ
舞台は、ブリタニア帝国に日本が制圧された世界。日本は国名すら奪われて「エリア11」と呼ばれ、住民は「イレヴン」として扱われる。
主人公ルルーシュは、実はブリタニアの皇子だった過去を隠し、エリア11で学生として暮らしている。目的はシンプルで重い。ブリタニアをぶっ壊して、妹ナナリーが生きられる場所を作ることだ。
そんな彼が新宿ゲットーで軍の「怪しい輸送」に巻き込まれたのをきっかけに、運命の存在C.C.(シーツー)と遭遇する。ここで人生が一気に戦場モードに切り替わる。
そしてC.C.との接触でルルーシュが得るのが、ギアス――「相手に一度だけ“絶対命令”できる力」。要するに、言葉で世界をねじ曲げられるチートだ。しかも本人が頭いいから、チートがただのチートで終わらない。
ルルーシュはこの力を足がかりに、正体を隠して「ゼロ」を名乗り始める。仮面をつけた瞬間、学生の仮面は完全に捨てて、革命家の顔になる。
一方で、親友スザクは真逆の道へ行く。
ルルーシュが「外側から壊す」なら、スザクは「内側から変える」と言ってブリタニア軍に入る。
その頃ゼロは、レジスタンス(扇たち)やカレンと合流し、ブリタニアの軍と権力に対して勝ち筋だけ拾う戦い方で一気に存在感を上げていく。
勝てば勝つほど、ゼロはただの反逆者じゃなく「象徴」になっていき、期待も責任も命も全部そこに集まる。



それでもルルーシュは冷静に計算して前に進む――かっこいいのに不穏。ギアスってそういう作品だ。
そして物語は、黒の騎士団(ブラックナイツ)結成へ繋がっていく。
TV版と何が違う?劇場版『興道』は「ダイジェスト」じゃなくて“別視点”
劇場版『興道』って、ざっくり言えばTV版の総集編……なんだけど、同じ出来事を別の角度から再編集した版に近い。
声優による全セリフ録り直し
劇場版『興道』のデカいポイントは、全編新録ってとこ。
福山潤さん、櫻井孝宏さん、ゆかなさんらメインどころ含めて、キャストがちゃんと集結して改めてアフレコし直してる。
録り直しの理由は大きく2つ。
まず単純に、劇場の音響に耐えさせるため。
TV放送の音源(モノラル〜ステレオ前提)をそのまま持ってきても、映画館の5.1chサラウンドだと粗が出る。



劇場で「声」がちゃんと刺さるようにするには、録り直しがいちばん確実ってわけ。
もうひとつの理由が解釈と関係性のズレ。
劇場版は、シャーリー周りの扱いとか、マオ(噛ませ犬)のカットとか、TV版と「世界線」が微妙に違う。
つまり、同じ場面でもキャラ同士の距離感・前提・背負ってるものが変わってくる。
だから必要なのは「当時の演技の再現」じゃなくて、いまの劇場版の解釈での演じ直しになってくる。
新規カット+再編集で「見え方」が変わる
さらに劇場版は、単に削ってテンポ上げただけじゃなくて、新規カットを足した上で、見せ方を組み替えてる。
具体的にはこのへん。
- ルルーシュとスザクの幼少期の補完「こいつら、最初から運命共同体だったんだよな」って重さが増す。
- マリアンヌ暗殺まわりの背景補強ここが補強されることで、物語全体の“因縁”が強調される。
そして唐突に来る:チャイナ服カレン(お団子頭)
ここ。ここは語らないと失礼。カレンがチャイナ服で中華連邦に潜入、お団子頭。
何それ最高か?っていう一撃が飛んでくる。



総集編のはずなのに、急にサービス精神出すのやめろ。助かる。
劇場版でバッサリ削られる「シャーリーの悲劇」
劇場版はシャーリー周りが大きく削られる。
ただ、これは「尺の都合でカット」っていうより、運命改変ルートに入るための設計変更に見える。
TV版のシャーリーは、ルルーシュの日常側を背負ってるキャラだった。
だからこそ、恋心が強いほど、あの悲劇が悲惨になる。ギアスの残酷さって戦争だけじゃなく、人間関係を壊してくるところにもあるから。
でも劇場版は、マオ周りを含めてその線を薄くしてる。結果として、シャーリーの恋の熱も、悲劇も弱まる。
「物足りない」というより、この先の展開(復活ルート)に繋げるために、最初から重くしすぎないよう調整してる感じ。
ルルーシュのダーツシーン:実質C.C.とのいちゃつき
そして来ました。問題のやつ。第1部『興道』終盤、ブラックリベリオン(東京租界への総攻撃)直前の決意シーン。
ここでルルーシュがダーツ投げるんだけど、PULLは外しまくってる。



……何してんねん、天才。
でもこのシーン、ただの小ネタじゃなくて、「決意の場面」なのに妙に生活感があって、ルルーシュが“完璧な怪物”じゃないって見え方になる。
しかもこれ、空気としてはほぼ実質C.C.とのいちゃつきシーン。
そしてその後、カレンに嫉妬される→C.C.はあしらうっていう構図になってて、急にニヤけさせに来るのズルい。
コードギアス 反逆のルルーシュ I『興道』感想
感想① ルルーシュの悪役っぷり vs スザクの主人公っぷり
まず劇場で改めて刺さったのがこれ。
ルルーシュって、どう見ても主人公の顔した悪役なんだよな。
スザクは衣装が白い時点でズルいし、しかも「腐った世界でも内側からルール変えてやる」って宣言してくる。いやそれ、主人公の思想そのものじゃん。正義側のロジックが強すぎる。
対してルルーシュは、ふははははは!!!!!って笑い方がもう悪役。
あの笑い、劇場の音響で浴びると破壊力が増してちょっと笑いそうになった。実際、吹き出してる人いたし。
この「主人公っぽいスザク」と「悪役っぽいルルーシュ」の対比が、劇場版のテンポで見るとさらに分かりやすくて、改めてギアスって倫理の居場所がずっと不安定な作品で面白いなあって思った。
感想② C.C.の名前シーン、あそこだけ別ジャンルで好き
これはTV版でも好きだったけど、劇場で観るとまた最高なやつ。
ルルーシュがC.C.の本当の名前を知った時の、「いい名前じゃないか。C.C.よりずっといい」
……いや惚れてますやん。
ルルーシュって基本、他人には踏み込まないし、踏み込む時も“駒”としての踏み込みなんだけど、個人として関心持って、個人に踏み込んだ言葉を投げてるの、C.C.相手だけなんだよな。
しかも極めつけが、その本当の名前を視聴者には明かさないっていう粋さ。
二人だけの秘密ってか?笑 最高。こういう“余白の色気”がギアスの強さだと思う。
だからこそ、最近よくある「全部説明する」「全部言わせる」タイプの過剰演出ドラマ、マジで一回これ見習ってほしい。



語らないから関係が濃く見えるってこと、あるんだよ。
感想③ ルルーシュが魅力的すぎる(アンチが少ない理由)
ルルーシュって、やってることだけ見たらかなり危うい。
自分の思想に寄っていくほど暴走するし、戦略が強すぎて人を駒として動かしてる。なのに、なぜか強烈に惹かれる。
この矛盾が成立してるのが、主人公としてのバランスが異常にうまいと思う。
自己中っぽく見える場面があっても、ちゃんと優しいところがあるし、甘さもある。
しかも完璧超人じゃないのがデカい。スザクに運動神経で勝てなかったり、ダーツ外しまくってたりして(笑)、ああいう「抜け」が絶妙な可愛げになってる。
冷酷さだけで突っ走らず、人間っぽさが残ってるから見てられるし、むしろ惹かれる。
これ、ちょっとでもバランス崩れたら「ただの自分勝手」で視聴者に叩かれる素質しかないのに、ルルーシュは不思議とアンチが少ない。作中でもちゃんと好かれて、普通にモテてるのも納得できる。
「作中ではモテてる設定だけど、視聴者には嫌われてるキャラ」って他作品だとよくいるけど、ルルーシュは珍しくモテてることに説得力がある。
魅力の理由が作中の言動として積み上がってるから、「設定だからモテてます」になってないのが強い。
感想④ ラスト前、「覚悟」と「迷い」が一気に噴き出すところ
劇場版の終盤、ルルーシュは意志が揺れる自分の甘さを振り切って、妹ナナリーのために世界を壊す「魔王」になることを決める。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ」
以前は自分で言い切ってたくせに、敵パイロットがスザクだと気づいた瞬間、ルルーシュの中に迷いが生まれる。
さらにC.C.が追い打ちで、「大事なのは妹か、お友達とやらか?」と突いてくる。
ルルーシュは勝つための最適解が見えているのに、スザクにギアスをかけて部下にすることを強く拒否する。
あそこは、計算だけで突っ走れない人間の葛藤がはっきり出てて、名シーンだと思う。
まとめ|『興道』を見たらTVシリーズ最初から見たくなる
コードギアス 反逆のルルーシュ I『興道』、劇場で浴びたら最後、やっぱりこうなる。
「……最初からアニメ見直したくなってきた」ってやつ。はい、私もなりました。見るわ。
しかもこのリバイバル、ここで終わりじゃない。
次は コードギアス 反逆のルルーシュⅡ『叛道』が1月20日上映。当然観に行く。予定確定。
あと、この記事読んでる同志がいたら、ぜひ連絡してきてくれ笑



ギアスの話、語る相手がいるかどうかで楽しさが180度変わるからな!
映画カテゴリの最新記事
























