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「可哀想な私」は究極の武器?被害者キャラが嫌われる理由|物語が描く“努力に見える怠慢”の違和感
みなさんは映画やドラマ、漫画でこんな展開を見たことはないだろうか。 主人公が自分を犠牲にすることでストーリーが進む 理不尽な環境に耐えて、何も変わらないまま「美談」でエンディング ヒロインが我慢に我慢を重ね、闇を抱えたまま死ぬことで物語が浄... -
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『WANTON(ワントン)』はどんな雑誌?柴犬が目印のニュートン増刊号をレビュー【内容・特徴まとめ】
街でにへ顔柴犬の表紙がこっちを射抜いてくる雑誌を見つけた。 タイトル:Newton12月号増刊 Graphic Dog Science Magazine WAN !TON(ワントン)イヌの科学。 ……おい、犬に“ワン‼︎トン”て名前つけた編集者、本当に編集会議で誰も吹き出さなかったの... -
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【理系の沼】漫画『数字であそぼ』が描く“数学者の地獄”がリアルすぎる。才能と留年と狂気のコメディ!
この記事では絹田村子さんの漫画『数字であそぼ』について紹介していきます! 大学生活といえば、キラキラ恋愛や眩しい友情、楽しいバイトといったあのふわっとした大学イメージを想像する人が多いかもしれない。 だが、絹田村子さんによる少女漫画『数字... -
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『犬を盗む』ネタバレなし感想|犬と人と日常のズレが重なる静かな群像ミステリー【中山七里】
今回は、中山七里さんのミステリー小説『犬を盗む』をご紹介! 今作は殺人事件の現場から一匹のチワワがいなくなったことをきっかけに物語が展開していく。 刑事たちの地道な捜査、犬を飼う人々の生活、ぽつぽつと登場する別々の視点。 それぞれが少しずつ... -
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【徹底考察】雨穴『変な地図』の正体とは?栗原が暴く“祖母の謎”と、地図に隠された戦慄の真相
今回は、雨穴さんの最新作『変な地図』をご紹介! 『変な家』『変な絵』に続く、“変なシリーズ”の第4弾! 今回はホラーにミステリー、サスペンスに妖怪まで全部盛り。 しかも、シリーズの集大成とまで言われている作品となっている。 そして──シリーズファ... -
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【なぜ今さら?】映画化で再注目『変な家』が社会現象になった理由。間取りホラーに隠された“生理的嫌悪感”の正体
以前より『変な家』のYouTube動画(導入部のみ)が公開され小説・映画化もされ、一躍話題になった雨穴(うけつ)さん。 団子は彼の古参ファンで、指がぐるんぐるん回る奇妙な短編『Finger Panic』の頃から全部チェック済みだ。 そしてついに2025年、あの『... -
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『Level E(レベルE)』感想|冨樫先生が本気で遊んだ伝説のSFギャグ漫画が社会風刺の宝庫だった件
みなさんは、冨樫義博先生の異色SFギャグ作品『Level E』を知ってるだろうか? 『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』と、シリアス路線のバトル漫画で一世を風靡した冨樫が、ほぼギャグに全振りして描いたSF連作短編集──それが『Level E』である。 しかもこの作... -
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SF小説『冷たい方程式』考察|数式が命を決める世界の正しさとは?少女がルール通りに処刑される世界
みなさんは『冷たい方程式(The Cold Equations)』って知ってますか? 名前だけでも聞いたことがある人は多いかも。 1950年代に書かれた、トム・ゴドウィンのSF短編の名作なんだけど、今読むとビックリする。 「え、こんな理不尽アリ?」ってツッコミどこ... -
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【芦原妃名子】短編『月と湖』感想|浮気・不倫と“選ばれなかった人”のリアルすぎる描写
少し前にお亡くなりになった漫画家芦原妃名子さん 実は結構前から団子はこの漫画家のファンだった。 中でも芦原妃名子さんの短編『月と湖』。この話がとても好きだった。 一言でまとめれば、「祖父の愛人と暮らすことになった女子高生の話」。 でも、そん... -
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『人生を最大限に生きる』レビュー|自己啓発本の原点にして、最初の一冊に最適
本屋に行ったら、例のごとく“人生が変わる本”みたいなのがドーンと平積みされていた。 よく見るとタイトルが『人生を最大限に生きる』である。 意味が広すぎて、逆に何も言ってないタイトルのやつ。 普段ならスルーしてたと思う。 でもその日はたまたま気...