記事一覧
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書評
【芦原妃名子】短編『月と湖』感想|浮気・不倫と“選ばれなかった人”のリアルすぎる描写
少し前にお亡くなりになった漫画家芦原妃名子さん 実は結構前から団子はこの漫画家のファンだった。 中でも芦原妃名子さんの短編『月と湖』。この話がとても好きだった。 一言でまとめれば、「祖父の愛人と暮らすことになった女子高生の話」。 でも、そん... -
Xファイル
Xファイル『第七話:ゴースト・イン・ザ・マシーン』感想・解説|AI暴走と90年代のテクノロジーホラー
1993年、インターネット普及前夜。パソコンはゴツい箱、メールは一部のオタクしか使ってなかった時代。 そんな90年代に「人工知能が人間を支配する」という近未来ホラーを描いたのが『ゴースト・イン・ザ・マシーン』だ。 舞台は最新鋭の自動制御ビル。エ... -
映画感想
【衝撃短編】「死のトンネル(The Tunnel Ahead)」レビュー|14分で突きつけられる絶望の未来社会とは?
そのトンネル、くぐったら最後――。 今回レビューするのは、SAMANSAで配信してるノルウェー発の短編ディストピア映画『死のトンネル(The Tunnel Ahead)』。 たったの14分で終わる作品なんだけど、内容のインパクトはとんでもない。 舞台は近未来。世界は... -
Xファイル
Xファイル『第六話:シャドウ』感想レビュー|ポルターガイストと企業陰謀、守られる女の自立
『Xファイル』シーズン1第6話のタイトルは――『シャドウ(Shadows)』。 舞台はフィラデルフィア。とある女性秘書が強盗に襲われるが、不可解な目に見えない力によって犯人が逆に殺されるという事件が発生する。 警察は説明不能、FBIが調査に乗り出す。 事... -
グルメ
【レビュー】ヒカキンの「新みそきん」ラーメン&メシ両方食べてみたら、普通にうまくて悔しい件【奇跡の遭遇】
仕事で亀戸に行ったついでに、なんとなくコンビニに立ち寄ったら―― あった。 あの幻のカップ麺と呼ばれたヒカキンプロデュース「みそきん」が、山積みされていたのだ。 嘘だろ!?品薄じゃなかったのかよ!! あまりに堂々と置かれていたもんだから、逆に... -
Xファイル
Xファイル『第五話:ジャージー・デビル』感想レビュー|都市伝説モンスターと人間ドラマ
『Xファイル』シーズン1第5話のタイトルは――『ジャージー・デビル(The Jersey Devil)』。 舞台はニュージャージー州。アメリカで昔から囁かれてきた“都市伝説の怪物”が、ついにXファイルに登場する。 物語の発端は、森で発見された人間の食いちぎられた... -
Xファイル
Xファイル『第四話:導管(Conduit)』感想レビュー|モルダーの原点と妹失踪の影
『Xファイル』第4話のタイトルは――『導管(Conduit)』。 舞台はアイオワ州。少女がキャンプ場から忽然と姿を消し、残された少年が謎の電波を受信して不思議な行動を見せる。 政府は「ただの家出」と片づけるが、モルダーは違う。 彼がこの事件に執拗にの... -
Xファイル
Xファイル『第三話:スクイーズ(Squeeze)』感想レビュー|トゥームズ初登場&最恐ホラー回
『Xファイル』といえばUFOや政府の陰謀ばかりじゃない。 第3話『スクイーズ(Squeeze)』は、視聴者の心に深く刻まれる人間怪物型エピソードの第一弾。 舞台はボルチモア。密室から人が消え、死体は内臓をえぐり取られた状態で発見される。 しかも、どんな... -
Xファイル
Xファイル『第二話:ディープ・スロート(Deep Throat)』感想レビュー|モルダー猪突猛進&謎の情報提供者登場
1993年に産声をあげた『X-ファイル』。 第1話「序章」でモルダーとスカリーの出会いが描かれた直後、息をつく暇もなく次なる怪事件が待ち受ける。 タイトルは――『ディープ・スロート(Deep Throat)』。 そう、いきなりシリーズを象徴する謎の人物が登場す... -
Xファイル
Xファイル『第一話:序章(Pilot)』ネタバレ感想レビュー|若きモルダーとスカリー、衝撃の出会い
1993年――アメリカのテレビに一本の異色ドラマが放送された。 その名は『X-ファイル』。 当時の空気は、冷戦の終わりによる安心と、逆に拭えない不安が混ざった時代だった。 「UFOを見た」「宇宙人にさらわれた」なんてニュースも真面目に取り上げられ、オ...