今回は、Netflixで配信されている映画『レッド・ノーティス(Red Notice)』の感想を書いていくぞ。
内容だけざっくり言うと、「世界的美術品泥棒 vs 捜査官」という王道構図なんだが、実態としては
我らがヒーローのロック様(ドウェイン・ジョンソン)、デッドプールのライアン・レイノルズ、ワンダーウーマンのガル・ガドット。
この3人が好き放題に暴れまわる三人芝居だ。
焦げ団子そんな「最高のお約束」でできたポップコーン映画、『レッド・ノーティス』を団子的目線でレビューしていこうと思うぞ!
『レッド・ノーティス』ざっくりあらすじ(ネタバレあり)
物語のキーになるのは、クレオパトラの「黄金のタマゴ」3つ。
これを狙って世界中を飛び回ってるのが、美術品泥棒ノーラン・ブース(ライアン・レイノルズ)。
そこにFBIのプロファイラー、ジョン・ハートリー(ロック様)が乗り込んできて、インターポールと組んでノーランを確保する……はずが、謎の大物泥棒 “ビショップ”(ガル・ガドット)に一杯食わされて、逆にハートリーの方が冤罪で捕まってしまう。
ハートリーとノーランは同じロシアの監獄にぶち込まれ、お互い文句を言い合いながらも、利害が一致して脱獄。
ビショップより先にタマゴを揃えて一発逆転しようぜ、ということで、なぜかFBI捜査官+世界的泥棒のバディムービーが始まる、という流れだ。
そこからは、スペインの闇オークションに潜入したり、闘牛場でチェイスしたり、南米のジャングルでナチの隠し財宝めいた地下施設を見つけたりと、ロケーションだけはやたら豪華な世界旅行が続く。
最終的に3つ目のタマゴを手に入れたと思ったら、実はビショップとハートリーがグルで、恋人同士でもあるというオチが明かされる。
ノーランはきっちり出し抜かれて終わり……かと思いきや、数カ月後、今度はビショップ&ハートリーの隠し口座がインターポールに凍結され、3人は「一緒に次のデカい仕事をしないか」という形で再集結。
ラストは、ロック様+ガル・ガドットの怪盗カップルとそこに毎回振り回されるライアン・レイノルズという三つ巴チームが生まれたところで、「続編やる気まんまんですね?」という感じで終わる映画だ。
『レッド・ノーティス』感想・見どころ
キャストがメインディッシュ|この映画は“脚本より三人”を見るやつだ
『レッド・ノーティス』はいちおう「世界的美術品泥棒 vs 捜査官」という体裁をしているが、冷静に見ると脚本より先にキャストで完成しているタイプの映画だ。
- ドウェイン・ジョンソン
→ もう存在自体が「筋肉でできた保険」みたいな安心感がある。とりあえずロック様を真ん中に置いておけば映画は崩壊しない、という制作側の信頼感すら感じる。 - ライアン・レイノルズ
→ デッドプールのノリを薄めてそのまま現代版インディジョーンズにぶち込んだようなキャラ。基本ずっとしゃべってるし、状況がピンチになればなるほど軽口が増える。シリアスを許さない男。 - ガル・ガドット
→ 「ずるいくらい画面映えする悪女ポジション」を見事に担当している。優雅に笑いながら人をハメにくるタイプのヴィランで、正直この人が画面にいるだけで全部許せてしまうところがある。



団子的には、この映画はストーリーというより、Netflixが札束で殴って作った三人のキャラPVくらいのノリで受け取るのがちょうどいい。
キャラの掛け合いを酒のつまみ感覚で眺める映画であって、ストーリーに「説得力」「成長」「深み」を求め始めた瞬間から、こちらが負けになるタイプの作品だと思う。
他作品の小ネタ多すぎ問題|分かる人だけニヤッとするサービス精神
『レッド・ノーティス』を観てると、他作品ネタがバンバン出てくる。
たとえば、闘牛と対峙するとき、ノーランがハートリーに「動くな」と真顔で言うシーンでジュラシック・パークの「ティラノサウルスは動くものに反応する」ネタを踏まえたボケで、そのあとちゃんと「それジュラシック・パークだろ!」とツッコまれる。
さらにナチの隠し財宝っぽい地下施設のシーンでは、ノーランがインディ・ジョーンズのテーマ(レイダース・マーチ)を口笛で吹くとさらに、木箱の一つに『レイダース/失われたアーク』でアークがしまわれてた箱と同じ番号がプリントされてるというガチ仕様。
で、公式の監督インタビューを見ると、他にもかなりえげつない量のオマージュが仕込まれてる👇
- タイタニック
ノーランのボートの名前が「WE’RE GONNA MAKE IT, ROSE(俺たち二人とも助かるぞ、ローズ)」。もう完全にタイタニックの悲恋のラストシーンをネタにした悪ふざけで、これはライアン・レイノルズが即興で出した案らしい。 - スター・ウォーズ&E.T.
クレオパトラの卵をエジプトで披露するシーンで、卵を運ぶ箱の側面のヒエログリフの中に、R2-D2・C-3PO・E.T.が紛れ込んでる。



一時停止しないと絶対わからないレベルの悪質な遊び。
- Eyes Wide Shut(アイズ・ワイド・シャット)
ソット・ヴォーチェの仮面舞踏会シーンは、あからさまにキューブリックのあれを連想させる仮面&雰囲気で、「そこ持ってくる?」ってチョイス。 - 007(ジェームズ・ボンド)
ラスト、ガル・ガドットが海から上がってボートでいちゃつく構図は、ボンド映画の「最後はボートで女とイチャついて終わる」お約束への挨拶みたいな締め。 - ワンダーウーマン
ビショップ(ガル・ガドット)が槍っぽい武器を構えるショットが完全にワンダーウーマン。監督も「ガルに古代兵器持たせた時点でそれっぽくなるのは分かってた」と自覚してる。
監督本人が「オーシャンズ11とかトーマス・クラウン・アフェアーとかレイダースとか、自分の好きなジャンル全部を1本に詰め込みたかった」と言ってるので、もう最初から“映画ネタ福袋”として設計されてる作品なんだよな。



団子的には、オリジナリティを味わう映画というより、「分かる人だけクスッとできる映画オタ向けビンゴ大会」くらいのノリで受け取るとちょうどいいと思ってる。
テンポと軽さと“世界旅行させられてる感”
『レッド・ノーティス』のいちばんの強みは、テンポの軽さとロケーションの豪華さだと思う。
ストーリーはご都合主義のオンパレードだけど、テンポだけは異様に良く、次から次へと場面が切り替わっていくので「退屈してスマホいじり始める」という状態にはなりにくい。
舞台も、美術館 → ロシアの監獄 → 屋上チェイス → 闇オークション → ジャングルの地下施設……と、世界一周させられているような見た目の派手さがある。
アクションも、真面目に見るといやその高さから落ちてそれで済むわけないだろ、という落下とかその距離の銃弾、今の動きで避けられるか?という謎回避など、ツッコミどころは山ほどあるが、画面の情報量と勢いで「まあいいか」と流せてしまうレベルにはちゃんと仕上がっている。



団子的には、作業しながら横で流しておくにはちょうどいい薄味アクション盛り合わせというポジションだと思う。
まとめ|「今日は脳みそオフ」の日にちょうどいい一本
『レッド・ノーティス』は、真面目に「脚本が〜構成が〜」と言い出した瞬間に負け。
派手な画面見てゲラゲラ笑うが勝ちのタイプの映画だと思う。
ドウェイン・ジョンソンやライアン・レイノルズ、ガル・ガドットをとにかく眺めて癒されたい人向けの一本だ。
三人が延々じゃれ合って、世界中をドタバタ移動して、適度にドンパチして予定調和で終わる。



血がドバドバ出るタイプでもないし、グロも重たいテーマもないので、家族で笑いながら観るのにもちょうどいいと思うぞ!
その他ドウェインジョンソンの出てる作品はこちら!






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