ブルーハワイって何味?実はハワイにも存在しない「青いシロップ」の正体

ブルーハワイとは何味?名前の由来と謎すぎる正体を解説!

夏ももう終わったけど、ずっと気になってたことがある。

夏祭りの屋台、駄菓子屋のかき氷、そして“青いシロップ”。

君も一度は食べたことあるだろう——ブルーハワイ。

でもちょっと待ってほしい。

イチゴはイチゴ味。メロンはメロン味。

焦げ団子

じゃあ、ブルーハワイって何味なんだ???

パイナップル?ソーダ?いや、そもそもハワイ感あるか???

てか、なんで「青」ってだけで味が成立してんの!?

ということで今回は、「ブルーハワイとは何味なのか?」「なぜ青いのか?」「なぜハワイなのか?」

この三大ミステリーに迫る!

目次

ブルーハワイの“味”とは?正体不明の青い誘惑

ブルーハワイとは何味?名前の由来と謎すぎる正体を解説!

ブルーハワイの味って、ぶっちゃけ説明できる人いないよね?

「え、ラムネ?」「いや、ソーダ?」「いやいや、パインっぽくね?」

って感じで、答えが人によってバラバラすぎる。

で、調べてみたらなんと。

焦げ団子

正確な味の定義、存在しませんでした!!!!(爆)

そう、ブルーハワイは青い何かでしかなく、メーカーによって味も材料もまったく違うという事実。

各メーカーごとにバラバラで、「レモン+ライム」の柑橘系っぽい味だったり、ソーダっぽい爽やかな風味だったり、パイナップル寄りの甘さだったり、とにかく共通してるのは、「さわやかで、なんとなくトロピカル感ある青い味」。

つまり、「青ければブルーハワイでいい」という雑すぎる世界線に生きている。

つまり、イチゴ味やメロン味とは違って、「ブルーハワイ味」というカテゴリ自体がフワッフワに成立してるというわけ。

じゃあ何で“味”として成立してるのか?

答えは…「色とイメージの力」。

青い見た目=なんか涼しげ。ハワイ=なんか南国。

そこに適当な甘さを混ぜて「南国風のソーダ系」ってことにしちゃえば、あとは雰囲気で勝手に脳が補完してくれるのだ。

ちなみに、あるかき氷シロップメーカーでは「ブルーハワイ=レモン&ライム味」にしてたり、また別のメーカーでは「ラムネ系の風味」にしてたりする。

味が違うのに、どっちも「ブルーハワイ」として売られてる。

つまりブルーハワイの味とは、

焦げ団子

青いしトロピカルな感じするからこれで良くね?

というノリの結晶

なんとも日本らしい、感覚とイメージの融合系食品なのである!!

「ブルーハワイ」の名前の由来と歴史

実は「ブルーハワイ」って、カキ氷より先に“カクテル”が元ネタだったって知ってた?

1950年代、アメリカ・ハワイの有名ホテル「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」で、バーテンダーのハリー・イーが作った青いカクテル。

それが、「ブルー・ハワイ(Blue Hawaii)」

「ハワイっぽい青いカクテル作れない?」ってリクエストに応えて、ブルーキュラソー+パイナップルジュース+ラムで作ったんだとか。

しかもそのあと、1959年にエルヴィス・プレスリー主演の映画『ブルー・ハワイ』が公開されて、この名前は世界中に浸透していく。

で、日本にはその流れで「ブルー=夏」「ハワイ=リゾート=楽しい」というイメージだけが残り、なぜか屋台のシロップやカキ氷の味にまで出張してきた。

焦げ団子

ハワイから来たの、名前だけじゃね?

ブルーハワイの青さの正体=着色料「青色1号」

さて、あのいかにも南国な見た目の正体は何かというと、青色1号(ブリリアントブルーFCR)という着色料。

これは合成着色料のひとつで、透明度が高く、鮮やかで、水に溶かすとめっちゃ映えるということで、食品からドリンク、お菓子、入浴剤まで幅広く使われている。

でも、味はゼロ。つまりブルーハワイの青さは、あくまで「見た目だけの演出」ってわけ。

ブルーハワイなぜ定番化したのか?

ブルーハワイとは何味?名前の由来と謎すぎる正体を解説!

じゃあ、そんな正体不明なブルーハワイが、なんでここまで定番になったのか?

たぶん理由はめっちゃシンプル。

赤や緑と違って“青”って食べ物にあまり使われないから、めちゃくちゃ目立つし、何より冷たそう・涼しげってイメージに直結する。

そしてあの名前。「ハワイ」ってつけとけば、なんか南国感あるし、夏感あるし、もう勝ち確。

さらに、ほかの味とカブらないからミックス系でも使いやすい。

見た目でインパクト取れる上に、味はそこそこ甘くてクセがないという万能選手だった。

気づけば、かき氷界でトップクラスのスタメンに。

焦げ団子

夏の屋台界のファッションリーダー、それがブルーハワイ。

ブルーハワイまとめ

ブルーハワイって、よく考えるとツッコミどころ満載なんだけど、なぜか惹かれるんだよな。

南国っぽい名前だけど、ハワイには存在しない。

鮮やかな青だけど、味は「なんとなく甘い」で終わる。

でも夏祭りで見かけると、「あーこれこれ!」ってつい選んでしまう。

結局、あの青いシロップは「味」より「イメージ」がすべて。

ちょっとケミカルでジャンキーだけど、どこか懐かしくてテンション上がる存在なんだよ。

あー、なんかブルーハワイ食べたくなってきた……。

焦げ団子

舌、青く染める準備はできてるぜ!!!

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