X-ファイル シーズン1Blu-ray

1993年に産声をあげた『X-ファイル』。
第1話「序章」でモルダーとスカリーの出会いが描かれた直後、息をつく暇もなく次なる怪事件が待ち受ける。
タイトルは――『ディープ・スロート(Deep Throat)』。
そう、いきなりシリーズを象徴する謎の人物が登場する重要回だ。

おいおい、まだ2話目だぞ!?もう裏ボス感出してくるのかよ!
でもここから“政府陰謀編”が本格的に動き始めるわけで、このタイミングでディープ・スロートを出した制作陣、攻めすぎでしょ。
90年代特有の空軍基地ネタ、怪しい飛行物体、証拠はことごとく消されるお約束――。
この回を観終えた瞬間、視聴者は「あ、これ長い旅になるな」と覚悟を決めることになる。
⚪︎👨💼 フォックス・モルダー
FBI捜査官。超常現象やUFOに強い関心を持つ「信じる者」。頭脳明晰で観察眼は鋭い。
⚪︎👩🔬 ダナ・スカリー
FBI捜査官。医学の博士号を持ち、科学的なアプローチで事件に挑む「疑う者」。
⚪︎🕴️ ディープ・スロート
モルダーに接触してくる謎の男。
政府の機密を知っているらしいが、何を企んでるのかは一切不明。
モルダーから「あなたの目的は?」と聞かれ、「真実さ」とだけ答える。怪しさ満点。
⚪︎🪖 空軍関係者たち
事件を追うモルダーとスカリーに非協力的で、常に隠蔽ムード。
「90年代の軍基地感」ってこういうことだなって感じ。
⚪︎📂 Xファイル課
FBIの中で「超常現象事件」を扱う部署。組織内では冷遇されがち。
Xファイル『第二話:ディープ・スロート(Deep Throat)』ネタバレあらすじ


空軍パイロットの異常行動
物語はアイダホ州から始まる。
空軍パイロットが次々と精神に異常をきたし、家族からも恐れられる存在になってしまう。
軍は真相を隠し続けていて、地元には「夜空に怪しい光が飛んでる」という噂が広がっていた。
モルダーは「これはもうUFO案件だろ!」とノリノリで現地へ向かう。
スカリーは当然「極秘兵器の実験でしょ、陰謀論やめなさいよ」と冷静ツッコミ。



2話からこのノリやってんのかよ
ディープ・スロートの初登場
ここでいきなり現れるのが“ディープ・スロート”という謎の情報提供者。
モルダーに「真実を追え。ただし命を落とすな」と警告するんだが、その佇まいが怪しすぎる。
団子的に言うと「いやアンタ誰やねん!?てか味方か敵かどっちだよ!」って感じ。
もう裏ボス臭がダダ漏れ。第2話にしてこんな大駒出してくるの、攻めすぎだろ。
謎の飛行物体
モルダーとスカリーは地元で取材を重ねるうちに、夜空に光る未確認飛行物体を目撃。
滑らかな動き、異常なスピード、常識外れの挙動。
モルダーは「ほら見ろ!絶対エイリアンの技術だ!」とテンションMAX。
スカリーは「軍の極秘テスト機に決まってるでしょ」と一蹴。



観てるこっちも「どっちもありそうで草」状態になる。
モルダー、軍に捕まる
案の定、モルダーは単独行動で軍の敷地に突っ込み、あっさり捕まってボコられる。



おい、捜査官なのに猪突猛進すぎだろ!お前は中学生か!
スカリーは必死に助け出そうとするけど、証拠は全部押さえられ、結局何も残らない。
Xファイルあるある、「真相に近づいた瞬間に全部もみ消される」が早くも炸裂。
ラストの余韻
事件は一応“解決”したことにされるけど、真実は依然として闇の中。
モルダーは「やっぱり真実はそこにある」と信念を固め、スカリーは「こいつ止まる気ゼロやん」と呆れ顔。
視聴者的には「政府の陰謀、マジであるかも…」と背筋がゾワゾワする終わり方だった。
Xファイル『第ニ話:ディープ・スロート(Deep Throat)』感想・見どころ
合成バレバレの発光物体
モルダーとスカリーが夜空を眺めるシーン。
例の“謎の飛行物体”が登場するんだが……正直、発光があまりに合成丸出しで団子は吹いた。
「いやいや!これで機密兵器とか言われても無理あるやろ!」ってツッコミ待ち。
けど逆にこのチープさが90年代感あって妙に味わい深い。まるで「VHSに残したUFO映像」みたいな手触りで、今観ると懐かしさで笑えるんだよな。
ディープ・スロートの怪しすぎる存在感
やっぱり注目は新キャラ、ディープ・スロート。
モルダーに「真実を追え、だが深入りするな」と語りかけるその低い声、影から現れるシルエット、全部が怪しさ満点。
ラスト、モルダーが「あなたの目的は?」と問いかけると、彼は静かに「真実さ」と答える。
この一言の重さよ。もう視聴者全員、背筋ゾワゾワ確定。
モルダーの猪突猛進スタイル
またしてもモルダーは突っ走る。
軍の基地に勝手に突っ込んで捕まるとか、冷静に考えたらプロとしてアウトだろ。
でもその無鉄砲さこそがモルダーらしさ。団子的に言うなら「真実>>>命」な男。
スカリーは横で頭抱えてるけど、結局いつも助けるの優しすぎだろ。
90年代軍基地の怪しさ
空軍基地の描写がこれまた良い。無機質なフェンス、赤い警告ランプ、やたら重厚なゲート。
今のドラマならCGでド派手にやるところを、90年代特有のリアルロケ+最低限の特撮で仕上げているからこそ、逆に妙なリアリティがある。



この安っぽさが逆に本物っぽい
制作背景
この回から本格的に「政府の陰謀ライン」が導入される。
“ディープ・スロート”という名前はもちろんウォーターゲート事件の内部告発者から取られていて、制作者の政治的メッセージが濃厚。
舞台の空軍基地はエリア51のオマージュ。
エリア51とは、アメリカ・ネバダ州にある極秘軍事施設の通称。
冷戦時代からステルス戦闘機や偵察機の開発が行われていたが、政府は長い間その存在自体を公式には認めなかった。
周囲は立入禁止、厳重に警備され、UFO目撃談が相次いだことで「アメリカは宇宙人を隠している」という都市伝説の発火点になった。
実際には最先端兵器の実験場だったと後に判明するが、情報を徹底的に隠したために逆に「やっぱり政府は何か隠してる」と陰謀論が拡大。



Xファイルはまさにその疑念を物語の燃料にしている。
UFO研究や軍の隠蔽を正面から扱ったことで、当時のオカルトファンの心を鷲掴みにした。
制作サイドとしては、この第2話で「単なるオカルト探偵ドラマ」ではなく、政府の隠蔽と個人の追及という縦軸を据えた。
モルダーが「真実を求めて政府に挑む」構図はここから始まっている。
当時のテレビ技術で描かれたUFOの発光合成は、今見ればかなりチープ。でも90年代の視聴者には逆にリアルに映り、「本物かも…」と背筋を凍らせた。
Xファイル『第ニ話:ディープ・スロート(Deep Throat)』団子的まとめ
『ディープ・スロート』は、ただの第2話じゃない。
ここからシリーズを通して続く「政府の陰謀編」の幕が切って落とされる、めちゃくちゃ重要な一話だ。
モルダーとスカリーが眺める発光物体は合成バレバレで笑えるし、モルダーが軍基地に突っ込んで捕まる姿は「いや捜査官としてどうなのよ!」と突っ込みたくなる。
でも、その猪突猛進ぶりがモルダーらしさを際立たせてるのも事実。
そして何よりもディープ・スロートの存在感。
ラストの「あなたの目的は?」「真実さ」というやり取りは、90年代海外ドラマ史に残る名シーンだろ。
視聴者は「あ、こっからとんでもない旅が始まるんだな」と覚悟を決めざるを得ない。
団子的に言うと――「真実はそこにある?いやいや、その前にお前らの暴走と合成UFOをどうにかしろ!」ってくらいツッコミどころ満載。
でもその全部をひっくるめて、Xファイルの中毒性が一気に加速する一話だった。
Xファイル:次回のお話はこちら


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