こんにちは、イチノセです。
最近、ネットを使っていてこんなメッセージを見たことはありませんか?
「不正なログインが検出されました」
「ウイルスに感染している可能性があります」
「あなたのApple IDがロックされました」
……うっ、なんか怖い……って思いますよね。私もそうでした。
でも、そういう画面を見るたびに「なにか対策しなきゃ」と思いつつ後回しにしてたんです。
だけどある日、仕事で使っていたアカウントに不審なログイン通知が来て、ようやく本気で対策に取り組みました。
結果的に乗っ取りはされずに済んだんですが、あのときのヒヤッとした感覚は今でも忘れられません。
「セキュリティ対策」って、実は簡単なことから始められる
専門的なことは分からなくても大丈夫。
ちょっとした設定や、普段の使い方を少し変えるだけで、グッと安全度が上がるんです。
今回は、スマホとPCの両方で使える「初心者向けセキュリティ対策」を5つ厳選してご紹介します。
どれも今日からすぐにできるものばかり。
「よくわかんないけど、ちょっと不安…」という方こそ、ぜひ読んでみてくださいね。
① 2段階認証を設定しよう(SNS・Google・通販アカウント)
まず最初におすすめしたいのが、2段階認証(2FA)です。
これは、パスワード+スマホなどの“もうひとつの鍵”でログインする仕組み。
✔ どういう仕組み?
通常のログインは、「IDとパスワード」を入力するだけですよね?
でも最近では、それだけでは不正アクセスを防ぎきれなくなってきました。
2段階認証では、
- ID・パスワードを入力
- スマホに届いたコードを入力(または認証アプリで確認)
というふうに、もう一段階チェックを挟むことで、なりすましを防ぎます。
✔ 設定できるサービスの例
- Google(Gmail、Driveなど)
- Amazon、楽天などの通販サイト
- SNS(X/Instagram/Facebook)
- LINEなどの連絡ツール
最近では、ほとんどの大手サービスが対応しているので、1日1つずつ設定していくだけでも、かなり安心感が変わってきます。
✔ 最初はSMSでもOK、慣れてきたらアプリへ
- 初心者さんは「スマホのSMSにコードが届く方式」でOK
- 慣れてきたら、認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使うとさらに安全です
ちなみに私は、最初SMSにしていたんですが、機種変更時に認証アプリへ切り替えました。
ちょっと設定が複雑だけど、一度慣れると意外と簡単ですよ。
② 怪しいリンクを開かない(メール・SMSに注意)
ここ数年で急増しているのが、「フィッシング詐欺」と呼ばれる手口です。
これは、あたかも本物の企業やサービスを装って、偽のメールやSMSでログイン情報やクレジットカード情報を盗み取るもの。
✔ よくあるパターン
- 「Apple IDの情報に不備があります」
- 「Amazonで不正アクセスがありました」
- 「宅配便の再配達はこちらから」
……全部それっぽいですよね。
私も一度、宅配業者を名乗るSMSに「クリックしそうになった」ことがあります。
URLもそれっぽいし、届くタイミングも本物っぽい。
でも、よく見ると「日本語がちょっと変」「送信元が+〇〇の国番号」だったりします。
✔ 見分け方のポイント
チェック項目 | 要注意ポイント |
---|---|
差出人のメールアドレスやSMSの番号 | 企業名でなく、見慣れない文字列や海外番号 |
日本語が変 | 「こちらご確認ください」など不自然な表現 |
リンクのURL | 長すぎる、文字列がぐちゃぐちゃ、HTTPSじゃない など |
✔ 対策:とにかく「その場で開かない」
- 心当たりがなければ無視 or 削除
- 気になっても、公式アプリや公式サイトから確認
- 家族や職場の人と「最近こういうの多いよね」って話すだけでも、自分への意識が変わります
✍ イチノセのひとこと
「不安を煽ってくるメッセージほど、落ち着いて確認する」が鉄則です。
③ パスワードは“強くてバラバラ”が基本
セキュリティの話になると、やっぱり避けて通れないのが「パスワードの管理」です。
でも……正直、「パスワード作るのってめんどくさい!」って思ってませんか?
私は思ってました(笑)
✔ ダメなパターン、意外とやりがち
- 123456、password、111111 → 世界的に使われている危険パスワード
- 生年月日、電話番号、ペットの名前 → SNSでバレる可能性あり
- すべてのサービスで同じパスワード → 1つバレたら全部アウト
✔ じゃあ、どう作ればいい?
理想のパスワード構成:
英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせて10文字以上
例:H7x!L9zp3# ← こういうやつ
でも、こんなの覚えられるわけないですよね(笑)
なので私のおすすめは、以下のどれか
✔ 実践的な解決策3つ
- パスワード管理アプリを使う(超ラク!) → 例:1Password、Bitwarden、LastPassなど → マスターパスワード1つ覚えればOK
- 「語呂合わせ」で自作する → 例:「わたしの猫は5才で元気です」→ WataNeko5genki! → 自分だけにしかわからない単語で組み合わせる
- サービスごとに一部変える → 例:MyPass2025_google、MyPass2025_twitterなど
✔ よくある誤解:保存してはいけない場所
× メモ帳に保存
× ブラウザに全部記憶させる(端末が盗まれたら危険)
→ 安全なのは「アプリで暗号化して保管」すること!
④ OSやアプリは常に最新に(自動更新ONでOK)
「あとでやろう」と思って、つい後回しにしがちなのがアップデート。
でも実は、セキュリティ対策としてめちゃくちゃ大事なポイントなんです。
✔ なぜ更新が必要?
スマホやパソコンのOS、アプリ、ブラウザには、「このままだとハッキングされる可能性がある」と指摘された“穴”が見つかることがあります。
これを脆弱性(ぜいじゃくせい)と言って、ハッカーたちはその穴をついて攻撃してきます。
→ だから、アップデートで穴をふさぐ=攻撃から守るバリアを強化するってことなんです。
✔ アップデートすべきもの(チェックリスト)
- Windows・Mac(OS)
- iOS・Android(スマホ本体)
- ChromeやSafariなどのブラウザ
- アプリ(LINE、インスタ、銀行アプリなど)
✔ 具体的な設定方法(ざっくり)
端末 | 設定場所 | 推奨設定 |
---|---|---|
スマホ(iPhone/Android) | 設定 → ソフトウェアアップデート | 自動更新ON |
Windows | 設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update | 自動更新ON |
アプリ(LINEなど) | App Store/Playストアで「自動更新」 | 必要なものだけ個別でもOK |
⑤ 無料Wi-Fiの利用は慎重に
最後は、意外と見落としがちな「公共Wi-Fiのリスク」についてです。
カフェや駅、空港などにある“無料Wi-Fi”って便利ですよね。
でも実は、セキュリティ的には一番危ない場所でもあります。
✔ どう危ないの?
- 通信が暗号化されていない場合、通信内容が“丸見え”になる可能性あり
- 悪意のあるWi-Fi(なりすましアクセスポイント)に接続してしまうことも
→ つまり、ログイン情報やクレジットカード番号が盗まれてしまうリスクがあるということです。
✔ 安全に使うためのポイント
対策 | 説明 |
---|---|
個人情報を含む操作はしない | ログイン、クレジット入力はNG |
VPNを使う | 通信を暗号化して安全に |
モバイルデータに切り替える | 心配なときは4G/5Gで |
まとめ:全部じゃなくてOK。今日できるものからひとつだけ
今回ご紹介したセキュリティ対策は、どれも専門的な知識がなくても実践できる内容です。
✔ 今日からできるセキュリティ対策5選
- 2段階認証を設定する
- 怪しいリンクは開かない
- 強いパスワードを使う/管理する
- OS・アプリを最新に保つ
- 公共Wi-Fiの利用には気をつける
「全部いっぺんにやらなきゃ!」と思うと大変ですが、“ひとつでも行動する”ことが、未来の安心につながります。
まずは、自分が今すぐできそうなものを1つだけ選んで、「やった!」って自分をほめてくださいね。
イチノセでした。
「めんどくさいから後回し」にしていたあなたが、
この記事をきっかけに、ちょっとだけ安心してネットを使えるようになってくれたら嬉しいです。
🔹内部リンク:
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