DNSとは?初心者にもわかりやすく仕組みと変更方法を解説【2025年版】

PCを見て困っている女性 DNSとは?初心者にもわかりやすく仕組みと変更方法を解説【2025年版】

「DNSエラーが出てサイトが開けないんだけど…」

「そもそもDNSって何?」

…うん、私も最初にこの言葉を見たときは「なんかの設定ミス?」くらいの感覚で、正直ピンときませんでした。
でも実はこれ、インターネットを使ううえでけっこう大事なしくみの話なんです。

今回は、そんな DNS(ディー・エヌ・エス) について、できるだけわかりやすく、やさしい言葉で解説してみました。

専門用語が苦手な方でも大丈夫。
DNSってなに?から、よくあるトラブルとその対処法まで、一緒に見ていきましょう。

目次

DNSとは?ざっくり言うと…

DNSのイメージ図
DNSのイメージ図

DNSとは、「Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)」の略。
…といっても、これだけじゃなんのこっちゃですよね。

ざっくり言えば、「インターネット上の住所帳」のようなものです。

たとえば、私たちは「google.com」とか「yahoo.co.jp」といった名前でサイトを覚えていますよね。
でも実際にインターネット上でやりとりしているのは、「192.0.2.1」みたいなIPアドレスという数字の列なんです。

このとき登場するのがDNS。
人間が覚えやすい名前を、機械がわかる番号に変換する役割を担っています。


DNSがなかったら、いちいち数字を打たないとサイトにアクセスできないなんて…想像しただけでツラい。
だからこそ、DNSって私たちがネットを快適に使うために、実はめちゃくちゃ大事な存在なんです。

DNSエラーって何?よくある原因とは

サイトを開こうとしたときに
「DNSサーバーが応答していません」
「このサイトにアクセスできません(DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN)」
…といったメッセージが出たこと、ありませんか?

これは「名前からIPアドレスが引けなかった」=「住所がわからなくて配達できません」状態。

つまり、DNSがうまく機能していないサインです。


よくある原因はこのあたり

  • Wi-Fiやネット回線の一時的な不具合 → ルーターを再起動すれば直ることも。
  • DNSサーバー側の障害 → プロバイダが提供してるDNSが落ちてることもあります。
  • 端末側のDNS設定ミス → IPアドレスの設定が手動になっていてズレている…なんてパターンも。
  • セキュリティソフトやVPNとの干渉 → 通信を保護する設定が、DNSの通信をブロックしていることも。

地味なエラーに見えて、原因はいろいろ。
でも対処法を知っておけば、パニックになる必要はありません。

DNSエラーの直し方【初心者でもできる】

DNSエラーが出ても、慌てなくて大丈夫。
基本的な対処法を順番に試せば、ほとんどの場合は自分で解決できます。


対処法①:ルーターを再起動する

一番簡単で効果的なのがこれ。電源を切って10秒ほど待ち、もう一度入れ直すだけ。
一時的な通信エラーや、IPの割り当てミスが解消されることがあります。


対処法②:DNS設定を自動に戻す(または手動で指定)

STEP
コントロールパネル → ネットワークと共有センター
STEP
アダプターの設定変更 → 使用中の回線を右クリック → プロパティ
STEP
「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択
STEP
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れて以下を入力:

– 8.8.8.8(Google DNS)

– 1.1.1.1(Cloudflare DNS)


対処法③:DNSキャッシュをクリアする

コマンドプロンプトを開いて、以下を入力します:

ipconfig /flushdns

DNSの古い情報が残っていた場合、これでリセットできます。


対処法④:セキュリティソフトやVPNを一時的に無効にしてみる

まれに干渉していることがあるので、切ってみてアクセスできるか確認を。
ただし、そのまま使い続けるのはNG。アクセスできたら設定の見直しを。


ちなみに、私はDNSで詰まったときにGoogle DNSに変えてみたらあっさり直ったことがあります。
「よくわからないけど繋がらない」状態って、不安になりますよね……。

DNSサーバーの設定を変えると何が変わるの?

DNSの設定を変えると、実はインターネットの使い心地がけっこう変わることもあります。


✔ 表示スピードが速くなることがある

たとえばGoogleやCloudflareのDNS(8.8.8.8や1.1.1.1)は、世界中にサーバーを持っていて応答が速い。
それによって、ページの表示が少し早くなることがあります。


✔ アクセスできなかったサイトが見られるようになることも

プロバイダのDNSでエラーが出ていた場合、別のDNSに変えるだけで問題が解消されることも。
「なぜかこのサイトだけ開けない…」ってときには、試す価値あり。


✔ セキュリティ強化・広告ブロックもできる

一部のDNS(例:AdGuard DNSなど)には、有害サイトのブロックや広告除去の機能が付いていることも。
子供のネット利用の制限にも役立ちます。


✔ ただし注意点もある

  • DNSを変えたことで、逆に不安定になるケースもあります。
  • 社内ネットワークなどでは指定されたDNSを使う必要がある場合も。→ トラブルが起きたら元に戻せるよう、メモを取っておくのがおすすめです。

私自身は、表示が遅くなったときにCloudflare DNSにしてみたらスッと改善して感動したことがあります。
こういうちょっとした工夫で、ネット環境って意外と変わるんですよね。

まとめ:DNSは「ネットの案内係」。ちょっと変えるだけで快適になるかも?

今回は、「DNSって何?」という基本から、DNSサーバーの仕組み・変更方法・変更による効果までを紹介しました。


今日のまとめポイント

  • DNSとは:Webサイトの住所(IPアドレス)を教えてくれる「インターネットの電話帳」みたいな存在。
  • サーバーを変えることで、表示スピードや安定性が改善されることも。
  • 無料で使える有名DNS(Google・Cloudflare・AdGuardなど)も多い。
  • ただし、不具合や制限のあるネット環境では注意が必要。

DNSは難しい設定に見えて、やってみると意外と簡単です。
「ネットが重いな」「このサイトだけ開けないな」と思ったとき、DNSを見直すのもひとつの手段。

少しずつ仕組みを理解して、パソコンやスマホともっと仲良くなっていきましょうね。


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