今日は最初からクライマックスだった。
何もかも、盛る必要がないほど濃密な不運。
まず、取引先にもっていく資料を家の近所のセブンで印刷しようと思ったら、プリンタが息してなかった。まさかの故障。
急きょ綾瀬駅で印刷したけど、バス停が反対方向にあって、そのせいでバスは当然逃す。完全に綾瀬の時点で“物語が始まってる”テンション。
仕方なく北綾瀬に行こうとしたのに、なぜか気づいたら亀有にいて、電車もない。地理的にも精神的にも迷子。
で、最終的にタクシー。
焦ってたのはこっちだけで、同行する営業の人は最初から「今日はタクシーですよ〜」みたいな空気出してて、もはや笑えなかった。知ってたなら言ってくれ。というか、団子の必死さ、何だった?
その人が落ち着いてて話しやすかったのが唯一の救いだけど、帰りはなぜか炎天下の中を20分徒歩。
いや、これ何の罰ゲーム? 新卒研修? 体力テスト?
そして昼。プロントでごはん買ったのに、席がない。
タイミングよく現れる後続の人にあっさり抜かされ、見事にベンチ飯コース。
スタバが空いてるのを発見した頃には、すべてが終わっていた。
で、極めつけは、財布。無い。
ないないない、どこにもない。
やばいやばいやばい、とパニック発動。
気づけば交番に向かって全力ダッシュしてたけど、結果、カバンの中の変なポケットからひょっこり出てきた。もうどうしていいかわからん。
その後、レジ前で財布ないってモタついてた自分に、喫茶店の店主が言った。
「あとででいいですよ」って。「来週、払いに来てくれればいいですから。」
あれ、多分、女神だったんじゃないかな。
お金払いに行ったら店の話や背景まで教えてくれて「これ、よかったらどうぞ」って、500円くらいするクッキーまで渡されて。
このタイミングで優しさ出されたら、人ってどう反応すれば正解なんだっけ。
一瞬「今、泣いたらちょっと面白いな」と思ったけど、耐えた。
表情筋が仕事しなさすぎて、逆に無感情に見えてたら申し訳ない。
で、財布騒動を上司に話したら、「お金貸しましょうか」って。
…今日って、団子にとってなんの日?「人の優しさが雪崩のように降り注ぐ日」でも設定されてた?
朝から全力で迷って、汗だくになって、ベンチで冷えたパスタ食べて、財布なくして交番ダッシュして、でもクッキーもらって、優しさに触れて、まだ仕事ある。
意味がわからない。
まあ、いつもカリカリしてる団子だけど、たまにはこういう回もあっていいかもしれんね。
…って、感謝で終わると思った?
バカ言うな。こちとら1日にカオスなことが立て続けに起こりすぎてバグりかけてんだ。
どうせまた明日には、プリンタ壊れてて、バス逃して、席なくて、財布なくすんだから。
記録だけは残しとくわ。誰も読んでなくても、こういう日があったって、証拠として。
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